ご近所とペットトラブルにならないためのアドバイス
あなたが犬を大好きだからといって、他の人もそうとは限りません。ご近所には犬が嫌いな人や苦手な人もいるので、他人と共生するためにはルールや制限を設ける必要があります。願わくは、あなたの愛犬がトラブルを起こす犬でありませんように。
このことに関して、決して見過ごすことのできないことが二つあります。一つ目は、きちんとしつけがされていない犬は迷惑になる可能性があるということ。二つ目は、ペットがやることにたいして、飼い主として全責任があるということです。この記事ではご近所とペットトラブルにならないためのアドバイスをいくつかご紹介します。
ご近所で定められたルールを知る
集合住宅やマンションではペット飼育についてのルールが定められていることが一般的です。まずは、そのルールが何であるのかを知り、その条件を満たしていることを確認しましょう。
定められたルールは疑問に思ったり、逆らおうとしたりできるものではないということを覚えておきましょう。ルールとは生活水準を確保するために双方が合意したものの一つです。ご近所とのペットトラブルを避けるための現実的な方法はルールを守ることです。
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鍵は「しつけ」
愛犬をしつけ、問題行動を起こさないようにすることは単なる選択肢ではなく義務です。犬とご近所のための義務です。きちんとしつけられた犬は他の人や動物に迷惑を掛けたり吠えたりしないことを知っています。
そこで大切になるのが、社会化です。社交的に振る舞うことでご近所に良い印象を与えるからです。あなたの愛犬に噛みつく、吠える、あるいは決められた場所以外でオシッコをするなどの問題行動がないことが分かれば、ご近所もあなたの犬を受け入れてくれるようになるでしょう。
夜間は絶対に吠えさせない
犬の毎日のルーチンは、日中に可能な限りのエネルギーを消費させ、夜はぐっすりと眠るためのものです。夜間に犬が音を立てることは自然なことですが、ペットトラブルを防ぐためには飼い主のあなたが気を付けなくてはいけません。
犬を地下室や1階で寝かせるようにするのも一つの手です。また、夜間は犬をドアに近づけないのもいいでしょう。飼い主であっても夜間の大きな音には頭を悩ませるものです。
ペットトラブルを避けるにはお散歩時の排泄物は処理すること
罰金を逃れるためだけでなく、お散歩時の愛犬の排泄物の処理は当然のマナーです。お散歩中は、建物、入り口、道路などでトイレに行かせないようにしましょう。そのためには、子犬の頃から訓練し、朝のお散歩での行動を観察しましょう。
糞の場合、ビニール袋を用意しておくことでご近所に不快な思いをさせないで済みます。
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連れ出すときは必ずリードを(必要であれば口輪も)
自宅では自分の縄張りなので自由に歩き回ることができますが、一歩家を出たら必ずリードに犬を繋ぎ、予期せぬことが起きてもすぐに犬をコントロールできるようにしておくことが重要です。
問題行動が見られる犬の場合、口輪も必要かもしれません。そうしないと深刻な問題につながる可能性があります。ペットが噛みついたり害を与えたりした場合、飼い主は法的に責任があるからです。
飼い犬を通して「犬友」を作る
通常、近所には3~4匹の犬が飼われているものです。可能であれば全員と知り合い、ご近所の犬友イベントに参加しましょう。
こうすることで、万が一ペットトラブルに巻き込まれても相談相手ができます。この賢いやり取りは、愛犬のためにもなります。犬たちも一緒に遊べる仲になり、喧嘩が避けられます。
隣人の立場になってみる
どんな住宅地にもペットに関する苦情からペットを守り通そうとする飼い主がいます。しかし、この「守りの姿勢」はより大きな問題を招くだけです。このような場合、ペットトラブルが起きると家に誰かが訪ねてきたり、郵便受けに反則金の通知が届いたりするかもしれません。
そうではなく、隣人の立場になって物事を見ることが重要です。彼らも健やかな生活を送る権利があります。苦情が発生してしまった場合、それは何かが不快に感じたからです。
その苦情に耳を傾けることは今後のトラブルを避けることにも繋がります。今回ご紹介したアドバイスをヒントにすれば、どこに住んでいてもご近所とのペットトラブルは避けられるようになるでしょう。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。