選ぶならどの小型犬?
小型犬を飼おうと考えているのに、どの犬種にするべきなのか迷っていませんか? ほとんど体の大きさの変わらない小型犬たちですが、実際、犬種によって何もかもが違ってきます。よって、どんな子が良いか、そしてどれだけの時間を使ってあげられるか、この2点が重要な決め手となるでしょう。
小型犬を飼うにあたって
小型犬に関するステレオタイプ(偏見)というものはたくさんあります。小さな家にでも慣れやすいだとか、散歩は短くても良い、などです。確かにその通りである犬種もいる一方で、そうでない犬たちもいることを忘れてはいけません。
まず飼い始める前に、小型犬だからと言って体の大きな犬たちを飼うよりも責任が軽くなるというわけではないことを分かっていなければなりません。見た目や流行などのためだけに飼おうなどということは、全くもって賢い選択とは言えません。
そして犬種(特定の犬種に決めずミックス犬を飼うのも一つの選択肢)を決めてしまう前に、どんなタイプの犬を飼いたいか、どんなタイプの犬があなたに合っているかをハッキリさせておきましょう。
獣医師やシェルターの従業員などの犬の「エキスパート」に尋ねれば、どの子があなたとの相性が良いか、確実に、かつ正確に教えてくれることは間違いないでしょう。
小型犬好きな人のためにここでは、あなたに合った犬種選びに役立つポイントを紹介します。
小型犬について
小型犬は、大きくても10kgくらいまでしか成長しないことがほとんどです。
また、知っておくと良い点としては、
- 常に警戒しているため、聞き慣れない音や知らない人間などに吠えて反応するのが当たり前です。
- 大型犬に比べると長生きします。
- 食費、病院代、グルーミング代、日用品などの経費も、大型犬に比べて安く済むことが多いです。
- お風呂、ブラッシング、身の周りの掃除なども楽に済みやすいです。
- ドッグキャリーや車を使った場所の移動はとても楽です。
- ホテルなどの公共スペースへの立ち入りが受け入れられやすいことがあります。
注意点
飼い犬があなたのライフスタイルに合う必要がある場合、以下の例を参考にすると良いでしょう。
1. 大人(1人もしくは数人)だけで小さなアパートメントなどで暮らしている人たちは、あまり運動する機会もないでしょうし、グルーミングに時間をかけすぎるなんてこともしたくないでしょう。そんな人たちには、
- トイ・プードル
- ミニチュア・プードル
- ハバニーズ
- ビション・フリーゼ
- ブリュッセル・グリフォン
- マルチーズ
たちがピッタリです。
2. 庭もあり、子供や他の犬と一緒に暮らしている人たちは、あまり時間がなく、運動やグルーミングに時間をかけることは避けたいでしょう。そんな人には、
- フレンチ・ブルドッグ
- ボストン・テリア
- キング・チャールズ・スパニエル
- パグ
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
がお勧めです。
3. 小さな家で、他に犬は飼っているけれどもグルーミングや散歩に割く時間があまり無く、けれども番犬として役に立ってほしい。そんな場合は、
- ポメラニアン
- チベタン・スパニエル
- ボロニーズ
- オーストラリアン・テリア
たちと相性が良いです。
4. 公園や広場、森が近くにあり、子供やペットがいるため運動することも多いけれど、グルーミングには多くの時間をかけたくない。ただ一緒に散歩したり遊んでくれるコンパニオンを探しているという人には、
- ケアーン・テリア
- ノーフォーク・テリア
- パーソン・ラッセル・テリア
- ミニチュア・シュナウザー
- ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア
たちがニーズに当てはまってくれるでしょう。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。