チベタン・テリアってどんな犬?

2019年3月11日
チベタンテリアは家畜や人々を守るために利用されていました。起源はチベットで約2000年前に遡ります。

チベタンテリアはもともと家畜とその飼い主家族を、侵入者から守るために利用されていた牧羊犬種でした。しかし、気立ての優しいチベタンテリアは人々に愛されるようになり、仏教寺院に住み着いていて、幸運を招く犬として神聖化されてきました。やがて家庭でもペットとして受け入れられるようになり、現在様々な場所で飼われています。

 

チベタンテリアの歴史

最初に登場した時期は正確には分かっていませんが、おそらく約2000年前と言われています。名前の通りチベットを起源とし、牧羊犬として家畜とその家族を守っていました。

穏やかな性格で番犬としても優れていたため、夜間は遊牧民と共に過ごし、日中は動物たちの番犬として活躍しました。また、仏教寺院に住んでいる人々にもとても可愛がられていました。

その名前にもかかわらず実際にはテリアではありません。テリアは小型哺乳類を狩りますが、チベットテリアは番犬です。名前は間違ってつけられたものです。20世紀の初めにイギリスで、性格や特性を研究せずそのサイズだけでテリアに分類されたと考えられています。

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犬種の特徴

チベタンテリアの大きさは非常に興味深いです。家畜を守る犬としては非常に小さいですがテリアを基準とすると大きいです。体長35cm〜40cmあります。体重は10kgから16kgと幅広いです。

最も特徴的な部分はその長い毛です。チベタンテリアの全身は、長くなめらかなウェーブのかかった毛で覆われています。毛はお腹、耳、そしてしっぽの周りが特に長くなっています。ヒゲがあって足は毛で覆われていると信じている人思います。

チベタリアンテリア

このような体の特徴を持つチベタンテリアは頑丈で力強く見えます。顔の特徴は、毛で覆われているため一見はっきりしません。耳は丸くて垂れ下がっています。長い被毛が垂れ下がっているため目も見えにくいです。高い位置でカールしているその尻尾も非常に特徴的です。

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振る舞い

気立ての優しい気品があるチベタンテリアは、やがて家庭でも飼われるようになりました。チベタンテリアはとても穏やかで友好的で飼い主を守ってくれます。

飼い主とその家族には愛情深く気を配っていますが、見知らぬ人に対しては 警戒心が強い傾向があります。チベタンテリアは様々な場面において役立ち、適応能力も高い犬種です。山で暮らすのに慣れていますが、都市での暮らしにも問題なく適応するでしょう。

一般的に他の犬とも仲良くなり遊ぶのが大好きですが、頑固で非常に自立している犬もいます。テリアをあなたの命令に常に従わせる事は難しいでしょう。何かを命令するのであれば、人間と犬の絆を深めるための積極的な訓練が必要となります。

チベタンテリアはひとりぼっちで過ごすのがあまり好きではありません。一人で過ごす時間が多いと、不安になったり、退屈を感じやすく、その場合破壊的になったり吠え続けたりします。他の人やペットと一緒に過ごすのが大好きな犬種です。

雪の中の チベタンテリア テリア

チベタンテリアのケア

お世話するにあたって一番注意しなくてはならないのは被毛ケアでしょう。定期的にブラッシングしてあげましょう。多くの毛が抜ける季節の変わり目には、絡まった毛をほどいたりヘアカットをする必要があります。

毛が絡まると、見た目に良くないだけでなく痛みを伴い動きにくくなり、皮膚炎や他の皮膚感染症を引き起こすことさえあります。毛皮は2つのコートで構成されていて、上毛のトップコートと寒さと熱の両方の極端な温度から体を保護する下毛のアンダーコートがあります。アンダーコートは体温調節に重要な役割があるのでカットはしないようにしましょう。

チベタンテリアは一般的に非常に健康です。しかし、定期的な健康診断を獣医で必ず行ってください。目や耳は特に感染しやすいので注意してください。

今回ご紹介したように、チベタンテリアはその名前にも関わらずテリアではありません。頑固でありながら愛情深い性格が特徴的です。もともと中国のチベットで何世代にもわたって暮らしていて、寺院で飼われていましたが、やがて気立ての優しい性格が人気となり家庭でペットとして飼われるようになったのです。