ペットの健康診断していますか?
健康診断では、まず最初に獣医が頭から尻尾まで徹底的にチェックすることから始まります。ペットの外耳道、歯、そして足を調べます。また聴診器を使って心拍を聞き呼吸をチェックします。
体重を測定したり、シコリ、痛みの兆候または腫れがないかチェックするために首周りの分泌腺や筋肉、腹部の測定をします。また、体温や注意レベルを確認し、歩き方や座り方も観察します。
それらが一通り終わったら、最後に予防接種が予定通り行われていることを確認します。検査中に病気の兆候や症状が見つかった場合は、血液検査や尿検査の実施をする可能性もあります。
また、エックス線、超音波、心電図同期スキャンをすることもあるかもしれません。検査の間に獣医はいくつかの質問をするでしょう。
例えばペットの排便について、または異常な行動の兆候があるかどうか尋ねられることがあります。ペットの健康に対する疑問や懸念があればこの時に伝えましょう。
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どれくらいの頻度で健康診断へ行くべきか?
生まれて生後1年までは年に数回獣医に連れて行くべきです。まず初めに、子犬を家に迎え入れた最初の数日間の間に連れて行ってください。子犬の健康診断には起こりうる先天性疾患を特定するための検査が含まれます。最初のワクチンを接種し今後の予防接種の予定を立てます。
獣医は害虫予防、駆除をして、必要に応じて糞便分析を行います。またペットの年齢に応じて必要なしつけと適切な食事療法についてアドバイスをくれるでしょう。
歳をとった動物、特に10歳を過ぎると獣医に連れて行く回数が増えます。年寄りの犬の免疫力は低下し始め、より脆弱になり新しい予防接種が必要になるためです。
ペットがシェルターやペットショップから来た場合は一通りの健康診断を受けることをお勧めします。動物たちは他の動物と接触している可能性が高いので、健康診断へ連れて行くことで、外部から感染した病気を診断治療することができます。
予防接種を受けている大人の動物に関しては、年に1回健康診断を受けさせましょう。しかし、排尿や、疲労、消化の問題、あるいは何か健康トラブルに気づいたらできるだけ早く獣医に連れて行ってください。
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ペットを獣医に連れて行く際のアドバイス
獣医に行くのが好きなペットは恐らくほとんどいないでしょう。通常多くの動物は緊張します。その理由は、いつもの身近な環境を離れることにあります。もう一つは動物病院にはなじみのないものがたくさん置いてあり驚かされることがあるからです。
ペットを獣医に連れて行く事は動物と同様、飼い主にも非常にストレスがかかることがあります。猫を飼っている場合は特に、キャリーバッグやカートを使用すると良いでしょう。
犬を飼ってるのならばリーシュをつけてください。リーシュをつけてコントロールすることで、他の動物から逃げ出したり攻撃したりするのを防ぐことができます。
ペットを落ち着かせるためにはまず飼い主であるあなたがリラックスして落ち着く必要があります。ペットは飼い主がストレスや緊張を感じている時それを敏感に感じ同じように緊張してしまいます。ペットに話しかけるときはしっかりと落ち着いて優しい声で話しましょう。定期的に撫でて可愛がってやると、ペットは落ち着いてリラックスした気持ちになるでしょう。
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Cleaveland, S., Kaare, M., Knobel, D., & Laurenson, M. K. (2006). Canine vaccination-Providing broader benefits for disease control. Veterinary Microbiology. https://doi.org/10.1016/j.vetmic.2006.04.009
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