猫が病気かどうかを知る方法:猫が見せる病気の兆候
人間と同じように動物も病気になりますが、人間との違いは、動物は自分の痛みや辛さ、そして症状を言葉として表せないという点です。
そのため、飼い主はペットの行動の変化などから動物の体調を理解し、病気の兆候を察知することが大切です。
本記事では、飼い主が病気かどうかを知るためのガイドラインをご紹介しましょう。
猫が病気になる理由
どれだけ大切にペットの世話をしても、ウイルスなどが原因の病気に感染するのは避けられません。
外猫だけでなく、家の中の猫でさえゴミなどの有害物質との接触もあるからです。病気になると、下痢や嘔吐などの症状が現れますが、怪我などが原因で病気になることもあります。
犬と比べて表情豊かではない猫は、病気なのかそして痛みがあるのかを判断するのが容易ではありません。
ペットを飼うというのは水や食べ物を与えるだけではありません。ペットが必要としていること、そして病気や痛みを理解することが大切です。
ここからは猫が病気になっている時の兆候についてご紹介します。
猫が病気であることを示す兆候
猫の動きを観察する
猫が病気になると、バランス、運動神経、そして物を見る方法や動き回る方法に変化が現れます。
猫の行動に細心の注意を払い、いつもと違う点があればしっかりと観察し、気になる点は獣医師に相談してください。
睡眠時間
何か痛みを感じている時や、病気が原因で気分が悪い時には、体力を失うため、動物は眠って回復しようとします。
いつもよりも多く、または必要以上に眠っているのに気づいたら何か病気を発症している兆候かもしれません。
もちろん睡眠は回復を促進するためにとても良い方法ですが、心配な場合は獣医師に相談してください。
食欲減少
食欲が減少している時には、何か不調が起きている兆候の一つと考えていいでしょう。
特に食べる量が減っている時やまったく食べない時はおそらく病気にかかっています。
食欲不振の原因は胃のウイルスだけではないため、心配な場合はすぐに獣医師の診察を受けましょう。
嘔吐と下痢
嘔吐と下痢は胃腸の状態と密接に関連していますが、他の病気の兆候である可能性もあるため、自己診断をせず、必ず医師に見せてください。
ご存知ですか?:愛犬や愛猫が下痢をした時の対処法
体温
猫が体調不良の時や何らかの問題を抱えている時に体温が上がります。
動物用の体温計を使うこともできますが、最も簡単な方法は、猫の鼻を調べることです。
また、猫は耳で体温調整をしているため、耳を触って熱ければ注意が必要です。
こちらもご参考に:猫が熱を出したときの見分け方について見てみよう
猫のトイレを確認する
猫が病気になったときに、尿やフンの変化として兆候が現れることがあります。
普段の状態を知り、こまめに猫のトイレを確認することが病気の早期発見につながります。
泌尿器系の病気や問題は、猫の病気の中でも一般的なものの一つです。
体重
猫の体重が減っていることに気づくのは簡単なことではありません。体重が減るというのは実際に痩せている場合もあれば、病気による脱水症状の可能性があります。
今回ご紹介した兆候に注意を払い、猫が病気になっているかどうかを見極めることが大切です。
できる限りこれらの兆候を見落とさず、必要に応じて獣医師の診察を受けるのは、飼い主としての責任であり義務です。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。