犬に2足歩行をさせないで!

2018年8月15日
犬に2足歩行をさせてはいけません。その理由を一緒に見てみましょう。

それは可愛いプードルが2足歩行をしている動画で、この光景に全世界が大興奮しました。このプードルは、誰の助けもなく、カジュアルに2足歩行をしていましたが、2足歩行が犬にもたらすダメージは計り知れないのです。

それよりも残酷なのは、ソーシャルメディアで有名な動物たちは、エンターテイメントという名のもとに何時間もの拷問や虐待的な訓練を強いられているということです。多くの人々は、このような人気動画の舞台裏には恐怖、痛み、苦しみのストーリーがあるということを見て見ぬふりしているのです。

犬に無理やり2足歩行をさせることは、動物虐待とみなされることは言うまでもなく、健康上深刻な問題を起こすことがあります。それでは、物議を醸している上海の動画について話を移していきましょう。ソーシャルメディアで炎上したこの動画には、上海で有名な犬ドゥドゥが映っていました。

人間にように2足歩行する犬ドゥドゥ

抱っこされる子犬

この動画に登場するのは茶色い毛のプードルでした。人間のように2足で歩いたり走ったりする映像に大勢の人は驚きました。

あまり良心的でない人はこのビデオを観て笑い、犬がこんなことできるなんてすごい!と動画をシェアしました。しかし、まもなく、このような「芸」のために侮辱的な扱いを飼い主から受けている動物の動画を投稿し始めた人々が出てきました。そして、これはすぐに明るみ出て物議を醸したのです。ドゥドゥは飼い主によって悪用されていたと考えていいでしょう。ほとんどの映像でドゥドゥは、まるで人間の女の子のように様々なワンピースを着てまっすぐ立っていました。動物愛好家を震え上がらせているのは、人々はソーシャルメディアで注目を集めるだけのために犬に訓練をさせようとしているということです。

PETAも批判に参加

動物保護団体であるPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)がこのことに関して見解を示すのにそう時間はかかりませんでした。そして、PETAは次のように述べました。「動物たちは人間のエンターテイメントのために生きているのではない。以上。」このコメントや他のコメントで団体は、「いいね」を押したり「リツーイト」をする前にもう一度よく考えることを訴えています。これは、ペットを不健康で過度に擬人化する文化の結果なのでしょうか。

 

健康への悪影響

犬は通常4本の足で歩いたり走ったりする動物です。さらに細かく言うと、犬の後ろ足は全体重の約60%の重さしか支えられないようにできているのです。

人間は犬とは異なり、進化の過程で足の筋肉を使い全体重を支えられるようになりました。犬が2足歩行をすると、犬の筋肉や骨は不自然な形で過度の体重を支えなくてはいけません。

両方の前足を上げられる犬はいますが、これは素早い動作であり歩行ではありません。犬を人間のように2足歩行させようとする飼い主は、教える際に体罰や恐怖心を使うことでそれに成功しているのです。

犬の2足歩行は背骨や膝に相当な問題を引き起こすと信じている獣医学者は多くいます。これはそれぞれの犬種の特徴によっても変わってきます。

飼い主の言い分

犬の手

数日前にドゥドゥの飼い主は動画についてコメントを発表しました。飼い主のウェンさんによると、ドゥドゥは生後数ヶ月から直立して歩いていたといいます。ドゥドゥは自然に2足歩行を可能にする何らかの先天性の病気を患わっているのではないかとウェンさんは信じているようです。しかし、ペットにこの不自然な歩行を教えようとしているトレーナーが多くいることは知られています。さらに、ウェンさんがドゥドゥに指示を出しているように見える動画もいくつかあり、この動画を批判している人々は疑念を抱いているのです。

動物の過度な擬人化は動物虐待に繋がります。家族の一員として犬を大切に思うことはいいのですが、人間のように扱うことはよくないだけでなく、動物虐待とも捉えられます。動物を愛する者としての私たちの責任は、動物を用いたどのような「芸」でもまずはそのことについての知識を得ることなのではないでしょうか。