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犬や猫に死をもたらすかもしれない抗炎症薬について

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抗炎症薬が犬や猫に与える深刻な副作用は内臓のダメージや時に死です。抗炎症薬を飲んだ後18〜36時間ほどで昏睡状態に陥り、死に至ることもよくあります。
犬や猫に死をもたらすかもしれない抗炎症薬について
最後の更新: 15 2月, 2019

抗炎症薬とは、犬や猫の痛みやむくみを抑える目的で獣医が処方する薬剤です。成犬や成猫がかかりやすい関節炎など関節や骨に関する病気に使われることが多いでしょう。

では、いつ犬や猫に抗炎症薬を投与するのでしょうか?抗炎症薬を投与することで起こりうる副作用のことを考えると、この薬は獣医師が処方した時にのみ使用されるべき薬だと言えます。

覚えておきたい抗炎症薬のリスク

抗炎症薬には2つタイプあります。アスピリンのような非ステロイド性とパラセタモールのようなステロイド性です。ステロイド性の抗炎症薬はコルチコイドを含むため、犬や猫に投与すると問題を引き起こします。決して投与してはいけません。

抗炎症薬が犬や猫に与える影響は恐ろしいものですので、獣医師が処方した時のみ使用するようにしましょう。医師の診察を受けず、専門知識のない人間が勝手に薬剤を投与することで取り返しのつかない結果を生む場合もあるのです。

例えば、アスピリンはたとえ一錠であっても猫には致命的となる危険があります。犬はアスピリンをフィルターにかけ体内より除去するのに時間がかかるため、犬用のものは人間用のものよりも強いのです。

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処方箋は、必ず自分のペットの主治医が出したものを使いましょう。また、処方時にはこれまでの既往歴を獣医に伝えましょう。治療の際は血液検査や尿検査をすることもできます。これを行っておくことで副作用の心配が減るかもしれません。

抗炎症薬が犬や猫に与える副作用

抗炎症薬を犬や猫に投与すると副作用を引き起こすかもしれません。犬や猫には有毒なため、時には死に至ることもあるのです。

抗炎症薬はボーダーコリーシェパードなど、特定の犬種には特に危険な薬剤です。ステロイドに対応できない体ですので、死を招くでしょう。

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犬や猫に与えるその他の副作用

犬や猫が抗炎症薬を投与されることで起こる副作用は様々なものがあります。どのようなものかを知っておくことで、危険な事態になることを防ぎましょう。

犬が受ける抗炎症薬の副作用としてよくあるものは、エネルギー喪失、血尿、血便、嘔吐、腹痛、食欲不振、心拍数増加、腸の潰瘍、そして最悪の場合は死です。

猫が受ける抗炎症薬の副作用とてして主なものは拒食症、低体温、鬱、虚弱、暗い色の分泌物、よだれ、嘔吐です。また、顔や足にむくみがないか注意深く観察しましょう。

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上記のような症状が現れたら要注意です。抗炎症薬を飲んだ後18〜36時間ほどで昏睡状態に陥り、死に至ることもよくあります。

薬剤が体に対して毒となった場合、必ずしも死に至るわけではなく、内臓にダメージを与えることがあります。腎臓や肝臓の問題を引き起こすこともあります。これは皮膚や歯茎、目の色が黄色く変わることからも気がつくでしょう。脱水症状や異常な喉の渇き、尿の量などからもわかると思います。

 

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注意事項・予防・治療

獣医が処方しない限りは、抗炎症剤と他のコルチコイドを混合してはいけません。また薬剤の投与は餌を食べた後に行い、体が薬剤を吸収しやすくしましょう。このタイプの薬剤を投与する時は常に新鮮な水を用意し、脱水症状になるのを防いでください。

薬剤投与をしたら

薬剤の投与を急に止めるのはよくありません。突然止めるとコルチゾールの値が急に低下するかもしれません。そうすると、上部腎不全を引き起こす危険もあります。その場合の症状としては、虚弱、倦怠感、嘔吐、食欲不振、呼吸困難などです。

抗炎症薬を与えた最初の数時間は、ペットの様子を特に注意深く観察しましょう。行動に変化が見られたら、何かがおかしいというサインです。その場合は治療を保留し、すぐに獣医に診てもらいましょう。


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