犬のガン予防の為の5つのアドバイス
獣医学や栄養学の進歩のおかげで、犬は以前より長生きできるようになりました。しかし、犬も人間も病気は避けて通れないものです。今日は、犬のガン予防のアドバイスや、不治の病と言われていた病気について話していきます。
犬のガンについて
ガンの種類という観点から見ると、犬のガンは人間のガンとそこまで違いがありません。しかし、人間のガンと比べて体を蝕んでいくスピードが早いのです。。
もっともよくある種類はには以下のようなものがあります。
- 骨のがん:歳をとった犬や大きな種の犬によく起こる深刻なタイプのガンの一つです。
- リンパ種:リンパ節内の腫瘍で、肝臓と脾臓に拡がる可能性があります。
- 皮膚ガン:もっともよくあるのが肥満細胞腫で、潰瘍やその他の肌の傷害を起こします。
- 乳がん:メスに影響する約50%以上のガンは乳がんです。人間の乳がんより約3倍の確率で起こります。
- 性器腫瘍:鼻を舐めたり、性行から伝染します。これは性器の粘膜に影響を与えます。
では、今では治癒可能かもしれない犬のガンについて詳しくみていきましょう。
ほとんどの犬種がガンを患う
犬は遺伝子的にガンが発症する可能性が高いです。さらに、ガンに苦しむ可能性が高い特定の種類もあいるのです。
- ジャーマンシェパード
- ポインター種
- スプリンガースパニエル
- ボクサー
- ゴールデンレトリーバー
- フレンチプードル
- バーニーズマウンテンドッグ
遺伝子の数が少なければ少ないほどガン発症の可能性が高いので、雑種犬の方がガンにかかりにくいのです。
犬のガンを防ぐためのアドバイス
健康的な人生を送るためには、適度な運動と健康的な食事が必要不可欠です。これは人間にとって重要であるように、犬にとっても非常に重要な要素なのです。
しかし、ガンが発症しても、それで諦めてはいけません。悪性だったとしても、早期発見と治療によってあなたのフワフワな友達が救われることもありますし、彼らの生活の質を改善させてあげることもできます。。
では、ガンを予防するため、そして最悪でも早期発見するためのアドバイスをシェアしていこうと思います。
1.去勢する
メスの犬を去勢すれば、乳腫瘍に苦しむ可能性を大きく減らすことができます。なぜなら、性ホルモンへの影響が少なくなるからです。
さらに、この手術によって、犬は性行を行うことをやめるので、雌犬と同じように雄犬も性器腫瘍によって感染するということを防ぐことできます。
気をつけないといけないのは、犬の成長が止まる前に去勢をしてしまうと、骨のガンの発症の可能性を高めることがあるということです。
2. 家に健康的な環境を作ってあげる
掃除をする、虫除けと化学肥料は発がん性物質を含みます。使っているもの、または使い方に注意しましょう。犬の近くで喫煙することもいいことではありません。犬を気遣うついでに自分自身の健康にもしっかり注意してください。
3.ワクチンと虫除け剤、必要なものだけ
屋内であっても、屋外であっても、虫除けのダプレットや蚤よけの首輪を使いすぎるのはやめましょう。犬が必要な分だけあげるようにしましょう。なんでもとりすぎないことがポイントです。
4.ストレスを対処する
ストレスの溜まる生活がガンの発症に繋がるのは人間も犬も同じです。なので、なるべくストレスのかからないようにお世話をしてあげてください。
5. どんなサインも逃さない
ガンの早期発見ために一番良いのは間違いなくその悪い兆候を見つけることです。年に1回以上の獣医との定期検診をして、ワンちゃんをしっかりと観察してあげましょう。そして、以下のような症状や異変に気づいたら、すぐに病院に連れていきましょう。
- 口内や鼻、肛門が異常な臭いを放つ
- 皮膚や粘膜の小さな腫瘍や異物
- 急な減量
- 食欲の低下
- 明らかな行動の変化
- 呼吸の問題(せき、きしゃみ、呼吸をするのが辛そう、など)
- 治りにくい傷
- 嘔吐、下痢、そしてよくおこるお腹の膨張
- 真っ青な歯茎
- 性器の軽い流血
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。