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ウェットフードと他の食材を混ぜ合わせるメリット

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ウェットフードの中には、ペットの栄養ニーズやその他の事情に沿って作られたものもあります。
ウェットフードと他の食材を混ぜ合わせるメリット
最後の更新: 27 11月, 2018

愛犬にとってベストな食事はなんだろう?これは非常に難しい問題です。スーパーのペットフードコーナーに行けばわかると思いますが、とにかくウェットフードや他の類の食材など幅広い種類が置いてあります。その中から一番良いものを選ぶためには、様々な要素を考慮しなければなりません。

しかも、ウェットフードやドライフードの質はそれぞれ異なっており、愛犬の特徴によっても適性は変わってくるのです。

ドライフードの方がバランスのとれた食事になるから良いと考える人も入れば、缶に入ったウェットフードの方が良いと思う人もいますが、今日はウェットフードと他の種類のご飯を混ぜ合わせるメリットをご紹介したいと思います。

ウェットフードとドライフードを使った3つの食事

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写真:Fernando Dall’Acqua

ワンちゃんの食事は、水分がどれだけ含まれているかによって3つのタイプに分けられます。ウェットフード(缶に入ったものなどが主流)、ドライフード(キブルに代表される)、そしてその二つを組み合わせた「セミモイスト」と呼ばれる食事です。

愛犬とウェットフード

多くの場合、ウェットフードはワンちゃんのお気に入りで、食欲もそそるようです。でもだからと言って、それが愛犬にとって一番良い食事だと決めつけるのは早計です。例えば、もし愛犬がゴロゴロしがちな生活を送っていたなら、ウェットフードのみの食生活はオススメできません。

というのも、ウェットフードの主流は缶詰タイプのものなのですが、それらはカロリーが高めの傾向にあります。ですので、このタイプの食事は与える量を間違えてしまうと愛犬を肥満にしてしまいかねないのです。

また缶詰ご飯のクオリティーも重要な要素です。スーパーにはあらゆるものが置いてありますので、中には質の悪い材料を大量生産・加工した低価格の商品もあることでしょう。

ドライフード

動物栄養学の専門家は、缶詰よりもドライフードをオススメしています。キブル(Kibble)に代表されるドライフードは、缶詰よりもバランスよく栄養を摂ることができるのです。それに加えて、ドライフードは口内衛生にも一役買ってくれます。キブルを噛み砕いたり、咀嚼したりする上で、歯垢を取り除くことができるのです。

セミモイストの肉

さて、3つ目のタイプは、上で述べたウェットとドライフードの二種類の特徴を混ぜ合わせたものです。多くの場合、スーパーなどに行けばハンバーガーやミンチ、牛肉の細切りといった形に加工されて売られています。これらの商品は、ドライフードよりも水分が多く、缶詰よりも水分が少ない中間的存在です。

ウェットフードは平均して80%程度が水分である一方、セミモイストはだいたい15-30%の間にあります。

もしかしたら、缶詰よりも愛犬の食欲をそそることは無いかもしれませんが、それでもずっと健康的ですし、カロリーも少なくて済むでしょう。

食事を与える際には

もし愛犬が日頃の食事に満足しており、しかも食事の質も十分に高いのであれば、別にわざわざそれを変える必要はありません。大抵のワンちゃんは、食生活の変化にとても敏感で、場合によっては胃腸の調子が悪くなったり下痢を起こしたりすることもあり得ます。

また、家で食事を用意する際には、愛犬がキッチンに入って来ないように注意しておきたいところです。食べ物が机から落っこちてワンちゃんが食べてしまったりするかもしれません。

ということで、獣医師さんも食べ物を調理している際には事前に愛犬を遠ざけておくことをオススメしています。

特定の栄養ニーズに沿ったウェットフード

ウェットフードの中には、ペットの栄養ニーズやその他の事情に沿って作られたものもあります。例えば、中には尿路に問題を持つワンちゃん専用に水分を調整してある缶詰のご飯などもあったりするほどです。

スーパーに行くと、そういった特殊なケースに対応できる缶詰ご飯が広く用意されています。尿路障害の他にも例えば、犬の年齢に合わせたもの、アレルギーや食物感受性に合わせたもの、慢性もしくは一時的な病気に合わせて作られたものなど色とりどりです。

しかし、そういった特殊なご飯を買うおつもりでしたら、その前に一度獣医師に相談しておいた方が良いでしょう。

パッケージのご飯を買う際のアドバイス

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  • パッケージ化されたご飯同士を混ぜてはいけません
  • 買う前にパッケージをよく見比べて、製造者や水分、使われている材料の違いなどを確認するようにしましょう。
  • 特に製造業者は有名かつ信頼できるものを選ぶようにしましょう
  • ワンちゃんが食べ残ししたものは、ウェットであろうとドライフードであろうと絶対に捨てなければなりません。残しておくと傷みますので危険です
  • またご存知かとは思いますが、人間用の食事の残飯を愛犬に食べさせるのも賢い選択とは言えないでしょう

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。