猫のための手作りごはんレシピ
現実性のことを考えると、どうしてもペットの飼い主は市販のフードを選んでしまうものです。猫に愛情をたくさん注いでいる飼い主でさえ、「猫に必要な栄養素をカバーできなかったらどうしよう」という恐れから、多くの場合市販のキャットフードを選びます。でも実は、手作りのごはんでも、猫に必要な栄養をしっかりカバーすることができるんです。
実際のところ、市販のキャットフードが猫にとって一番健康的な原料から出来ているとは限りません。
猫は人間と同じものを食べるわけではない
たとえば、チョコレートは猫にとって有害です。玉ねぎやニンニクも手作りごはんの味付けに良さそうですが、同じく猫に与えてはいけません。猫はトマトも食べるべきではありませんし、野菜だけで生きていくということも決してできないのです。なので、猫用手作りごはんのエキスパートになることによって、猫にとって正しい食べ物をあげる必要があります。
イワシ
イワシには、猫にとって良い栄養が複数含まれています。こちらにご紹介するイワシのレシピは、シンプルで栄養価抜群。あなたの猫もきっと気に入るはずの、食欲をそそるウェットフードです。
材料
- イワシ缶1つ
- かぼちゃ半分(大きければ1/4)
- オートミール1カップ
作り方
- 沸騰させたお湯をオートミールに注ぎます
- 皮を剥いたかぼちゃを茹でます
- かぼちゃを砕いておかゆ状にします
あとはすべての材料を混ぜるだけ。フードプロセッサーで混ぜるのもいいですが、必須ではありません。出来上がったら冷蔵庫で保存しておきましょう。
肉とほうれん草
このレシピは、含まれる栄養のことを考えると猫には最適です。作り方は簡単で、ほとんどの猫は味をこのレシピの味を気に入ります。作るのがもっとも簡単な猫用手作りごはんのひとつだと言えるでしょう。
材料
- 牛ひき肉1カップ
- お米1カップ
- ほうれん草1/2カップ
作り方
- 牛ひき肉は生でもOK。フライパンで簡単に熱するか、数分間茹でてもいいでしょう。
- 栄養素が逃げないように、ほうれん草を手短にさっと茹でます。
- 他に何も混ぜずにお米を炊きます。
ここまでできたら、すべての材料をよく混ぜましょう。最後に、冷蔵庫に保存します。
鶏肉とニンジン
猫は鶏肉が大好き。鶏肉には、猫に必要なタンパク質も含まれています。健康的な野菜の代表格であるニンジンの栄養には、猫の栄養バランスが偏らないようにする働きがあります。
材料
- 鶏肉
- ニンジン
- 出芽酵母
作り方
- 熱が完全に通るまで、鶏肉をよく茹でます。生の鶏肉は病気を引き起こす可能性があるので、このステップを忘れないでください。
- 柔らかく砕くためにニンジンを茹でます。より良い風味を出すには、焼いても大丈夫です。
- 出芽酵母と一緒にすべての材料を混ぜます。
- 冷蔵庫にしばらく置いておきましょう。
ツナミックス
ツナの匂いは、猫の一番の大好物。だからほとんどの市販キャットフードが、ツナのフレーバーを含んでいます。しかしながら、多くのキャットフードはツナそのものを原料に含んでいるわけではありません。あなたの家の猫ちゃんも、この美味しいレシピをすぐに好きになるはずです!
材料
- 400gのツナ缶
- レバー1/4カップ
- お米1/2カップ
- フィッシュミール大さじ2杯
作り方
- レバーを茹でます
- レバーをペースト状にします
- 他に何も混ぜずにお米を炊きます
- ツナの水気を切ります
- フードプロセッサーで材料をよく混ぜます
- 小さいお団子状にして、冷蔵庫で保管します
猫用特製スーパーフード
最後にご紹介するのは、とても栄養があるお肉のレシピです。数ある猫用手作りごはんの中でもトップクラスだと言っていいかもしれません。このレシピは猫が必要とする栄養素をまんべんなく含んでいて、味も猫が気に入るテイストです。乳離れしたばかりの子猫から大人の猫まで、幅広くおすすめできます。
材料
- 牛肉または鶏肉1/2kg
- 天然マグロ(80gの缶2つ)
- 鶏のレバー200g
- 卵2つ
- 調理済み野菜200g(じゃがいも、ニンジン、エンドウ豆を混ぜたもの)
作り方
- じゃがいもを茹でます
- 卵を茹でます(じゃがいもを茹でたのと同じ水でOK)
- 鶏のレバーをさっと炒めます。炒める時間が長いと栄養素が落ちてしまうので要注意です。
- レバーとじゃがいもを小さなキューブ型に切り刻みます
- すべての材料をよく混ぜます
- 出来上がったものはガラス瓶に保存するか、お団子状にしてラップで包んでおきましょう
バリエーション
お肉の調理は任意です。必須というわけではないので、個人の好みによって調理するかどうか選んでください。卵を茹でるのも同じく任意になります。ただし生卵を使う場合は、白身を取り除いて黄身だけにしましょう。もしあなたの猫があまり活発ではなかったり、やや肥満気味だったりするのであれば、じゃがいもは無しにしてください。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。