子犬の離乳食の作り方を学ぼう

離乳期間は子犬にとって初めて母乳から普通の食事へと移行する期間です。
子犬の離乳食の作り方を学ぼう

最後の更新: 04 1月, 2019

犬は年齢によって必要な栄養素が変わってきます。とろとろのお粥状になった餌は子犬の離乳期に最適なだけでなく、成犬になる手助けをします。

離乳期間とは?そして、いつからいつまで?

離乳期間は子犬にとって初めて母乳から食事へと移行する期間です。子犬は体や行動に変化が起きることで、徐々に母乳を飲まなくなっていくのです。しかし、離乳とは単に新しい食生活に移行することだけではなく、子犬が親犬から離れ始めることを意味します。

子犬は、あらゆる能力と生存本能を発達させるために、外界で何が起きているかを知る必要があります。子犬が健康に育つには、自信と自尊心を育むことが重要です。子犬は生後3週間で身体的にも心理的にも新しいステージを迎えます。

子犬

これらはすべて離乳期間の始まりを示唆し、生後8~9週間まで続きます。子犬の胃は大きくなり、抵抗力が強くなります。これにより食べものを飲み込み、消化しやすくなります。同時に、最初の乳歯が生え始めるため、いつもより空腹感が強くなったり、落ち着きがなくなったりするかもしれません。

好奇心旺盛になることで母犬の習慣や行動を観察し、真似しだします。母犬のお皿に入っている餌に興味を持ち、においを嗅ぎ食べようとすることもありますが、子犬はまだ固形物を噛み完全に消化することができません。

ヘルシーな母乳

健康的なメス犬は、子犬が産まれるとすぐに母乳をあげ始め、生後6~7週間まで続けます。子犬が最も母乳を飲むのは生後2~3週間で、そのころから子犬の離乳準備が整ってきます。子犬が適切な量と質の母乳を飲むためには、母犬がきちんとした食事をとることが重要です。

ここでの目標は、母犬の栄養的ニーズと身体的ニーズを満たすことです。そのため、適量のタンパク質を含んだバランスの取れた食事を与えるようにしましょう。出産前からこのような食事を始め、授乳期が終わるまでは続けるようにしましょう。

離乳期を早めない大切さ

残念ながら、多くのブリーダーは離乳期間を尊重していません。コストパフォーマンスが良くないため、子犬は生後30日になる前に母犬から引き離されます。この場合、子犬は自然な身体的変化を経験するのではなく、環境と習慣の根本的な変化を経験させられることになります。

通常、これらの悪い習慣はすべて、子犬の体と精神面に大きなダメージを及ぼします。例えば、子犬は必要な栄養素や抗体が母乳から摂れなくなるため 免疫力が低下し、あらゆる病気にかかりやすくなってしまいます。同時に、早期に無理やら母犬から引き離されることで精神的にも影響があります。新しい家に行くと、恐怖や不安を感じるようになります。子犬を飼い始める際は、このことをよく覚えておきましょう。

離乳食の作り方

消化器系や免疫系の問題を避けるためにも、子犬の食事は徐々に変化をつけることが大切です。また、良質でバランスの取れた食事にすることも重要です。

母犬が授乳期に食べていたものと同じものを使うことができます。ただし、固形物に移行し慣れさせるのは生後12~18ヶ月までに行うのがいいでしょう。まずは、7割が母乳、3割が固形物になるようにします。

吠える子犬

授乳期

生後3~4週間で子犬はピューレ状の餌を食べ始めることができます。この頃に、乳歯が生えてくるはずです。母乳の代わりに離乳食を食べるのは、最初は1日1回だけです。バランスの取れた栄養素が必要なため、最初から完全に離乳食に移行してはいけません。

生後7週間になったら、離乳食はすべて固形物に移行しましょう。餌にお湯をかけて30分かん待ちます。常温になったら、平らにならしてから子犬に与えます。

生後9週間前後で子犬は固形物を食べて消化することができるようになります。

最後に、子犬を外からもらってくる場合、離乳食は特別な子犬用のミルクパウダーで作る必要があります。ペットショップや動物病院で入手できます。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。