犬を空腹にさせないためにすべきこと
ペットを飼っていて責任を持ってお世話をしている人は皆ペットの食事のことに気をつかうでしょう。けれど、特に犬を飼っている場合はいつお腹が空いているのか見極めるのが難しい時があるかもしれません。
なんで愛犬はまるでいつもお腹が空いているように見えるの?
よくペットのお腹が底なしに思える時がありますよね。常にもっと食べたがっている上に、私たちの食べているものも食べたいとおねだりしてきます。
でも、愛犬は本当にそんなにお腹が空いてるの?健康に異常がなくて、その犬の特徴を踏まえたうえで必要な量を与えているのであれば、お腹はいっぱいのはずです。
ならば、なぜ愛犬はいつもご飯をおねだりしてくるの?答えは、犬の起源にあるかもしれません。
生き延びるため
犬の先祖はオオカミです。そして彼らは狩りをして食べ物を得ます。しかしこの方法だと、毎日食べられるか、そしてお腹いっぱい食べられるかわかりません。ですから、生存本能が、手元にあるものは全て食べろとはたらきかけるのです。なぜなら、次の狩りはここまで成功しないかもしれないし、何日間もご飯にありつけないかもしれないのですから。
そして、この行動は何百年も続けられ、今もあなたのペットに本能的に根付いています。もう狩りなんてせずにご飯にありつけるかもしれませんが、彼の中の何かが、次のご飯が食べられるまで長くなるかもしれないからお腹をいっぱいにしておけと言っているのです。
ですから、まるで「もっと食べるものないの?」と言っているかのようにかわいく見つめられても、食べ物をあげてはいけません。必要な量をしっかりあげているのであれば、その量を超えず、今まで通りあげましょう。あげすぎれば肥満になって健康に支障をきたすだけです。
すべての犬のための食事
必要な量の餌をあげていてちゃんと栄養が足りているのか確かめたい場合は、獣医の所に行きましょう。獣医がその時の愛犬に最も適した食事を
- 犬種又はサイズ
- 体重
- 健康状態
- 運動量
などを考慮して教えてくれます。
愛犬が一日に必要なご飯の量を計算しよう
ペットが必要としている一日の餌の量を正確に計算しましょう。そして、一日に餌をあげる回数で割ってください。そうすれば、健康で体を丈夫に保つために必要なものを食べているということがしっかり確認できます。
飼い主のあなたは、忙しくて一日のほとんどは家にいなかったり、毎日同じ時間に帰ってこれなかったり、ご飯の時間までに帰宅できなかったりもするでしょう。
犬はスケジュール通りに行動するのが好きなので、帰ってくるのが遅い場合、愛犬はお腹が空いてきます。けれど、そういう人のためにも解決策があります。犬のルーティンは変わりませんが、お腹が空くのを防いでくれます。その解決策とは、設定した時間に決まった量を出してくれる特別なエサ入れを買えばいいのです。
ちゃんとお世話をしてご飯をあげていれば、愛犬はお腹が空いたりすることはない
ですから、心配しないで下さい。質の高い食べ物を、愛犬の特徴などを踏まえたうえで、必要な量あげていれば、絶対にお腹が空くことはありません。ペットが食べ物をおねだりするかもしれませんが、心配する必要はありませんよ。
手作りのご飯を与えている場合も同じことに気をつけて下さい。この場合ペット管理栄養士などに相談して必要な栄養を与えているか確認しましょう。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。