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犬にとって毒のある植物たち

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犬にとって毒のある植物たち
最後の更新: 20 7月, 2018

人間の気が付かないところで、ペットたちは危険に晒されているのです。農薬や殺鼠薬などの薬品ならまだ分かりやすいかもしれません。では毒を持った植物だった場合どうでしょう。

犬たちにとって害のある植物は、身近ないたるところに潜んでいます。どういった植物が危ないのか、ペットにどんな症状が出るのか、そして発症してしまったらどうすれば良いのかを頭に入れておくことはとても重要なことなのです。

有害植物を避けるためのしつけ

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まず、毒を持った植物が自宅の庭に生えているかどうかを確認し、生えていれば駆除をする必要があります。しかし、だからといって危険がなくなったわけではありません。道や公園、友だちの家でなど、どこにだって生えているという危険性があるのです。そのため、飼い主の許可なしに植物に近寄らせないしつけが役に立ちます。

危ないものに近付きそうになったら、「ダメ」とハッキリ言って制止するのです。最初の頃は理解してくれないかもしれませんし、子犬の場合はそう簡単に言うことを聞いてはくれないでしょう。その場合は対象の植物に、化学薬品を使っていない、犬たちの嫌がるにおいをスプレーすれば近付きにくくなります。しかし、場合によってはしつけやスプレーを利用しても、植物を食べようとすることがあります。その場合というのが、

  • 高体温と水分不足:暑い日に、自分の周囲に冷たい水がなかったりすると、植物を噛んで喉を潤そうとすることがあります。キレイで冷たい飲み水は、常に飲める場所に置いておいてあげましょう。
  • 退屈:ひとりの時間が長かったりすると、退屈して何かやることを探し始めます。そんなとき犬たちは、植物を含めた色々なものを噛んでみようとするのです。
  • 引っ越し:慣れない家に来たりすると、この場所について知ってみたいという好奇心から、植物など様々なものを噛もうとし始めます。
  • スペースの無さ: 動き回れる、リラックスできる空間があまりに狭いと、ストレスを感じて攻撃的になり、ものをよく噛む癖がついてしまいます。飼い犬のためのスペースをしっかり設けるようにしましょう。

どんな植物が危ないの?

では、犬たちにとって有毒な植物の一部を紹介したいと思います。

  • セイヨウヒイラギ
  • キョウチクトウ
  • アマリリス
  • カラジウム
  • シクラメン
  • 君子蘭
  • ホウライショウ
  • クロトン
  • ディフェンバキア
  • スパティフィルム
  • ポインセチア
  • アイビー
  • アジサイ
  • ヨウサイ
  • ヒヤシンス
  • アヤメ
  • アサ
  • ヤドリギ
  • ラッパズイセン
  • チューリップ

あくまで一部であるため、その他にも犬たちに対して毒性を持った植物はいくつもあります。獣医師に相談し、あなたの地域に多い有毒植物を教えてもらうと良いでしょう。

飼い犬が毒にかかってしまったら?

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症状が消化器や神経、血液などに出ていたりすると、毒にかかっているかどうかさえ分かりにくいことが多いのです。まずすべきことは自宅の庭にどんな植物が生えているかの確認です。何の毒かだけでも分かれば、治療のしかたが判明し、回復も早くなります。

何かおかしいと気づいた時点で病院へ必ず連れて行きましょう。毒に対する治療は基本的に、どれだけの量の毒が消化されたかという確認が難しいため、単純な治療の繰り返しになることが多いのです。そのため、早く行動すれば、飼い犬もそれだけ早く元の状態に戻ることができるのです。

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。