愛犬にニンジンを与えるメリットとは ?

ニンジンはおやつにもご褒美にもぴったりな食材です。
愛犬にニンジンを与えるメリットとは ?

最後の更新: 10 5月, 2018

ニンジンはウサギと人間にとってのみ健康効果があり、犬にニンジンを与えるメリットはないと思われがちです。でも、ニンジンは私たち人間のベストフレンドである犬に多くの効能をもたらします。犬が言うことを聞いた時に与えるご褒美として、あるいは私たちが彼らをどれだけ愛しているのかを示すためにニンジンを与えましょう。でもそれだけではありません。ニンジンは、愛犬の健康にも大変良い野菜です。今回の記事ではニンジンの効能をご紹介します。

犬にとってニンジンの効能とは?

人間の家族はもちろんあなたの愛犬にとっても素晴らしい効能をもつこの美味しい野菜、自宅に常備しておきたいものです。以下が犬にニンジンを与えるメリットです。

ニンジンは栄養たっぷりです

ラブラドール

 

ニンジンに含まれているビタミンにはA、B、B1、B6、C、D、そしてKがあり、すべて免疫システムを助ける効果があります。その他にも、カロチノイド、ミネラル、リン、カルシウム、ナトリウム、カリウム、塩素なども含んでいます。

ニンジンは歯の衛生状態を向上します

生のニンジン(皮あり・なしに関わらず)を食べる犬は、ニンジンの硬さが歯や大臼歯、犬歯、歯茎などにたまった食べかすを取り除くことができます。ニンジンだけでは口内の健康を保てませんが(7か月を過ぎたら愛犬の歯磨きを始めるよう推奨されています)、ニンジンは素晴らしい補助食品です。

ニンジンは神経系に効果ありです

ニンジンは食間に食べるスナックにぴったりです。ニンジンは健康に良く、栄養価が高く、そして愛犬がニンジンをかじることで不安やストレスを減少させるという抜群の効果を発揮します。

ニンジンは愛犬の空腹感を和らげます

とにかく食べ続けていたい大食いの犬も多くいます。ランチとディナーの合間にニンジンの切ったものを与えると良いでしょう。そうすることで食欲を満たすことができて、ディナーの時間が来るのを待ちきれずにウズウズする気持ちを落ち着かせることができます。

ニンジンは妊娠している犬を助けます

あなたの飼い犬が今にも出産しそうならニンジンを与えてみてください。ニンジンは、血液量と母乳の生産量を増やす効果があります。

ニンジンは皮膚の状態と視力を向上します

ビタミンAとカロチノイドの効果で、ニンジンは犬の皮膚の健康に良いとされています(例えば、これらのビタミンは日焼けから皮膚を守ります)。また、ニンジンは白内障といった目の病気を予防します。

ニンジンは肥満の犬を助けます

ニンジンは食欲を抑制する以外にも、脂肪分を含まず水分量が多いため肥満の犬や高齢犬にお勧めの食材です。

愛犬へのニンジンの与え方

愛犬が行儀よくしている時に必ずご褒美をあげる習慣があるのなら、市販のご褒美やお菓子を与える代わりにニンジンを与えてみましょう。ニンジンは市販の製品よりも安く、保存も簡単で、カロリーも低く、そして人間ともシェアすることができます!

愛犬に与える前にしっかりニンジンを洗っておきましょう。端を切り落としたら生のまま与えてください。1本まるごと与えても一部だけでも構いません。あなたの愛犬のサイズに合わせてください。普通のニンジンよりも小さく、犬の喉に詰まったり窒息するリスクが少ないため、「ミニ」ニンジンを与える飼い主もいます。

ニンジンと犬

 

さらに、ニンジンはローハイドや同様の食品の代替食材でもあります。多くの犬は、何時間にもわたってニンジンを噛んだりかじり続けます。窒息のリスクがあるため必ず監視するようにしてください。

愛犬に調理したニンジンを与えても良いでしょう。ですが、調理したニンジンは犬の歯を綺麗にしたり、不安や噛みたいと言う衝動を抑える効果はありません。調理することで多くの栄養素が失われてしまうため、栄養を多く摂取することも期待できません。さらには、塩やスパイスを含んだものを間違って与えてしまう可能性もあります。

愛犬に与えるニンジンの量に気をつけましょう。便が多少オレンジ色になってしまったり、ニンジンの欠片が見られることがありますが心配はありません。ミニニンジンを与える場合は、まずは1日に1つだけ与えるようにして、小型犬なら1日に最大4つまで、中型犬なら最大6つまで、大型犬なら最大8つまでと徐々に増やしていきましょう。

普通のニンジンの場合は、1日最大2本までにしてください。消化がうまくできない犬や糖尿病の犬にはニンジンを与えないでください。愛犬にニンジンを与えること、あなたはどう思いますか?試してみたいと思いますか?


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。