Logo image
Logo image

オウムもうつになる!うつの症状や治療法

0 分
オウムを飼っている方、またこれから飼おうと思っている方は、オウムのうつを予防、治療するのは飼い主の愛とコミュニケーションだということを忘れないでください。
オウムもうつになる!うつの症状や治療法
最後の更新: 12 11月, 2018

人間だけでなく動物もストレスに苦しむことがあるって知っていましたか?心理学的に話すことができる鳥、オウムはうつを発症することもあるのです。しかも、そのことを知っている飼い主は少ないそうです。

ちょっとした変化でさえもオウムにとっては不安感を抱える要因となるでしょう。無知のせいで大切なペットのオウムをストレスいっぱいの状況に追いやってしまうことが多々あるのです。

オウムのうつの原因はいくつかあります。では、その症状や治療法についても詳しくみていきましょう。

オウムのうつ:3つの原因

オウムのうつの原因は大きく3つあります。一つ目は愛着心です。オウムは分離不安障害になることがあります。周囲のものに心理的に愛着を持つのです。オウムのパートナーが死んでしまったり、自身が見捨てられたりすると、食べるのをやめてしまいます。オウムにとって自然の環境から引き離すことは致命的となる場合があるのです。

ですが、うつの理由はこれだけではありません。トラウマもまた一つの理由です。騒音にストレスを感じるだけでも、そのショックが神経系に問題を引き起こしてしまうのです。

Some figure

最後に挙げる原因は外の世界からの影響です。ものすごく寒い環境、突然の風、狭い鳥かごなどはうつ状態を引き起こすことがあります。

こちらもお読みください『孤独な時間の多いワンちゃんにしてあげられること

オウムのうつの症状とは

食欲不振、繰り返す意味のない行動などはオウムの心が疲れている明らかなサインです。そのうちに食べるのを拒否するようになるでしょう。こうなると、命にも関わる深刻な状態です。

オウムがする、軽い羽ばたきはもしかすると辛さを訴えた動きなのかもしれません。飼い主の方はどんなサインも見逃さずにしたいですね。

心理的な問題が大きくなると、自傷行為としてオウムは自分で自分の羽を抜き始めます(毛引き症)。最終的には羽がなくなってしまうかもしれません。そうなるとさらに状況が悪化してしまうでしょう。

オウムの心

オウムはとても賢い生き物です。多くのことを理解する能力があります。オウムは幼い人間の子供と同じくらいの賢さがあると言う研究者もいます。

さらに、オウムは一旦パートナーを見つけ、つがいになると、一生添い遂げると言います。これは自然界でもそうです。オウムにとっては生きぬく上で、また感情的な平和のためにも永久性、愛着というものが重要なことなのでしょう。

これらのことはすべてオウムの本能と化学成分に関連しています。また、オウムの代謝はとても速いのです。つまり、食べるのをやめると、あっという間に体はダメージを受けるでしょう。

こちらもお読みください『ペットのお墓ってどうしたらいい?

オウムを飼う前に知っておくべきこと

一番良くないことは、成長したオウムを人間が飼い始めることです。ペットショップには成長してしまったオウムしか置いていないことがあります。成長してしまったオウムを新しい環境に連れて行くとうつになってしまうでしょう。

ですが、たとえ若いオウムを手に入れるのであっても注意してください。快適な生活環境を用意しましょう。室温が快適であること、鳥かごがゆったりした大きさであることは譲れません。

最後に、あなたの家族の一員となったオウムのボディーランゲージに注目しましょう。いつも歌ったりおしゃべりをしているからといって、それはハッピーだからというわけではないのです。

Some figure

オウムがうつになった時の治療

治療はうつになってしまったオウムに、明るい健康的な気持ちを取り戻させてくれるかもしれません。

インターネットを調べれば、プロザックなどオウムの抗うつ剤については調べることができるでしょう。ですが、自己判断で与えたりせず、必ず信頼できる獣医の診断のもと治療を行いましょう。

最後になりましたが、オウムを飼っている方、またこれから飼おうと思っている方は、オウムのうつを予防、治療するのは飼い主の愛とコミュニケーションだということを忘れないでください。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Shivaprasad, H. (2014) Patología de las aves. Una revisión. Curso de Sanidad Avícola. Recuperado el 25 de marzo de 2022, disponible en: https://www.asav.es/wp-content/uploads/2016/05/3-1-Patologia-de-las-aves-una-revision-Shivaprasad.pdf
  • DE LA PEÑA, M. R. (1980). Manual de enfermedades de las aves. Colmegna.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。