マダガスカルの印象的な野生生物を知ってみよう!

2019年3月19日
およそ2000年前、人間がこの地に入り込むまでこの島にはカバやアイアイ、すでに絶滅したエレファントバードなど大型の動物が生息していました。

アフリカ領の島、マダガスカル島は多様な生物が生息する地の一つだと考えられています。マダガスカル島の野生生物の大部分は、その地にしか存在しない種です。つまり、世界の他の場所には生息していないのです。今日は、そんな特別な動物の種類を見ていきましょう。

マダガスカルの野生生物

およそ2000年前、人間がこの地に入り込むまでこの島にはカバやアイアイ、すでに絶滅したエレファントバードなど大型の動物が生息していました。エレファントバードの体長はおよそ3メートルだったそうです。

森林伐採、狩猟、土地開発、ツーリズムなどが多くの動物種を絶滅に追いやる結果へと導いてしまったのです。

現在、マダガスカルには50を超える国立公園があり、自然保護地域もあるので、この熱帯地方に住む野生生物を観察することができます。今回は、その中でも以下の動物に焦点を当てます。

1. ヘラオヤモリ

人々の興味を惹きつけるマダガスカル島の生物の一つは、やはりこのユニークなデザインのヘラオヤモリでしょう。その尻尾の部分は葉っぱのような形をしています。葉の形をしたこの尻尾を持っているからこそ、ヘラオヤモリはカモフラージュが得意なのです。

この記事の一番最初に出てくる写真がヘラオヤモリですが、体は小さく、マダガスカル島の森林の中に住んでいます。通常、茶色か緑がかった色をしていますが、黄色、オレンジ、紫色のものもいます。

ヘラオヤモリには瞼がありません。したがって、視界をクリアにするため長い舌を使って埃を取り除きます。

2. キツネザル

キツネザルは、黒と白の長い尻尾し、飛び出した目が特徴的な霊長類です。キツネザルは夜行性で、主に葉やフルーツ、時には小さな昆虫類を食べます。体重は9kg程度まで重くなります。

マダガスカル.キツネザル

キツネザルの群れはメスが社交的に率います。つまり、家母長制なのです。群れは15匹ほどで形成されます。

キツネザルの生物時計は月相と時節に基づいています。たとえば、満月にはより活動的になるのです。

キツネザルは、体温を下げるため、また代謝のために軽度の冬眠をすることもできます。こういった行動をする霊長類はキツネザルだけです。

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3. ホウシャガメ

星模様で覆われた甲羅が特徴的なホウシャガメは、絶滅の危機に瀕しています。マダガスカル島だけでなく、モーリシャス諸島でも少し見ることができます。この地には、人間によって持ち込まれました。森林部の乾燥した地域を好みます。

マダガスカル.ホウシャガメ

上述したように、ホウシャガメはその甲羅が有名です。甲羅の大部分は暗い茶色をしており、黄色の線や星のように見える模様があります。ホウシャガメはとても大きいカメです。オスは20kgにまで成長します。また長寿で、100年近く生きることができます。

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4. ジャイアントカメレオン

鱗で覆われたこの竜弓類は、体長70cmほどにまで大きくなる、動物界で最も大きなカメレオンです。マダガスカル島の野生生物の代表とも言える存在でしょう。緑色と茶色の体をしています。曲がったトサカが頭についていますが、この部分がより大きいのがオスです。

マダガスカル 野生生物  ジャイアントカメレオン 

他のカメレオンと同じく、ジャイアントカメレオンは片目ずつ別の方向に向けることができます。また、手足の指を広げ、長い舌を素早く突き出すことができます。手足や尻尾で枝をつかみます。

マダガスカル島のジャイアントカメレオンは森林に生息しています。鳥、虫、小型の哺乳動物を餌とします。寿命は約10年でしょう。生後約1年で性的に成熟し、妊娠期は約40日です。

5. フォッサ

マダガスカル島で最も大きな哺乳動物です。主にキツネザルを食べて生きています。その姿は複数の肉食動物を組み合わせたようです。ピューマのような体、熊のような目、猫に似た足、そして犬のような鼻づらをしています。フォッサは体長80cm程度まで成長することがあります。面白いことに、その尻尾は胴体よりも長いのです。

マダガスカル.フォッサ マダガスカル 野生生物

フォッサは暗い茶色、または赤みを帯びたような色をしており、短い毛をしています。引っ込められる爪、短くて筋肉質な足、長い体をしています。地面を歩く時は、かかとだけで体重を支えます。

フォッサは夜行性で単独行動をします。強力な分泌物を出して自分のテリトリーをマーキングします。

フォッサはマダガスカル島の凶暴な動物と考えられています。フォッサを取り囲む様々な伝説があるためです。農村部では、アヒルやニワトリ、豚を殺すために問題視されています。これは近年のフォッサの数の減少へと繋がっています。