カタツムリを繁殖させたいときに知っておきたいこと

あなたはカタツムリに興味がありますか?なんらかの理由で繁殖させたいと思っている方、今回はそんなあなたにオススメの記事です。自宅でカタツムリを繁殖させることは可能なんですよ!
カタツムリについて知っておきたいこと
人間はこれまでカタツムリに魅了されてきました。国や地域によっては食材として利用するところもありますが、医療的な治療やコスメ、伝統、アート、神を表す象徴としてもカタツムリは登場しています。
カタツムリは腹足類軟体動物で、体を保護する硬い殻を持っています。脚はありませんが、足と呼ばれる体の一部を使って、体全体を引きずって移動することができます。
カタツムリの頭には2つの触手があります。この触手を目だと思っている人は多いのですが、これは感覚を司るセンサーです。また、別に少し小さめの触手も2つあります。こちらは臭いを感じるためにあります。
カタツムリは粘液を出しながら体を収縮させて動きます。この潤いがあるから体を傷つけることなく動けるのです。
カタツムリという生き物が大好きだという人がいる一方、見るのも嫌だという人がいます。もし、あなたが後者でなく、カタツムリの繁殖に興味があるなら、今日の記事が役に立つかもしれませんね。
自宅でカタツムリを繁殖させるには
適切な場所を整える
カタツムリを繁殖させるなら、カタツムリが十分に動き回れるような広さのある飼育容器が必要です。繁殖用に準備するのなら、蓋の付いた透明のものが良いでしょう。外から観察することができるからです。

飼育容器(テラリウム)に使う土
飼育容器の中には表土を何層かに重ねて入れましょう。カタツムリが這い回り、排便をする場所となります。
カタツムリが自然界で生息している場所に近い状態にできる限り近づけましょう。カタツムリが生きている自然界の状態に近づけることでカタツムリは長生きし、繁殖もうまくいくのです。
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石
飼育容器の中にはカタツムリがよじ登る石を入れなくてはいけません。また石からカルシウムを摂取し、健康を維持することができるのです。
正しいカタツムリを選ぶ
カタツムリを食用にするために繁殖させようと考えているなら、食用のカタツムリを選ばなくてはいけません。全てのカタツムリが食べられるわけではありません。カタツムリは雌雄同体ですので、繁殖だからといってオスやメスのことを考える必要はありません。
オス、メスという区別はありませんが、生殖するにあたり交尾をします。同じ飼育容器に入れておくだけで交尾を促すことにつながるでしょう。
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湿気
カタツムリは生き残るため、そして粘膜を形成するために湿気を必要とします。実際、飼育容器内の湿度は100%であるべきなのです。常に土を湿らせておくことで湿気を維持しましょう。
また、飼育容器内の温度は20℃程度に保ちましょう。冬には室内を暖かくしたり、一時的に日光の当たる場所に飼育容器を移動させるなどして適温に保ちましょう。
カタツムリの餌やり

カタツムリは草食で、どのような植物でも食べますが、特に、タイム、バジル、ローズマリーなど香りの強いものを好むでしょう。
飼育容器の中のどこにカタツムリを置かなくてはいけない、と決まっているわけではありません。もちろん、飼育容器の中の草木が枯れてきたら取り替えましょう。新鮮でないものは食べませんし、放っておくと悪臭の元となります。
あなたも自宅でカタツムリを繁殖させてみませんか?
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- Fontanilla, J., Garcia-Cuenca, I. & Pérez, J. (1992). Biología de la reproducción del Helix aspersa maxima. Mundo Ganadero, 7, 36-38.
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