犬が一日中ゴロゴロ寝ているワケとは?
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犬が寝ている時にとる行動や出す音、これが犬も夢を見ているという証拠なのです。
最後の更新: 16 10月, 2018
犬が 寝ている 光景は一般的だと思います。あくびしてたり、うなっていたり、吠えていたり、まるで夢の中で公園を走るかのように足を動かしている犬もいます。また、彼らの睡眠習慣は不規則ですので、愛犬が一番活動的になる時間帯を予測するのはかなり難しいと思います。
寝ている ワケ
犬には何時間の睡眠が必要?
歳、サイズ、体を動かしている時間によって犬の睡眠習慣は変化します。通常、子犬は成犬よりも長時間寝ますし、セント・バーナードはチワワよりも長い睡眠を必要とします。
大型犬や子犬は1日平均18時間寝ている一方で、一般的な成犬の平均睡眠時間は約12時間から14時間程度です。
およそ50%の犬は夜間に寝ますが、日中不規則に昼寝を行うことも普通の事です。この不規則な睡眠習慣はレム睡眠と関係していると言われてます。
人間の場合、睡眠時間のおよそ25%をレム睡眠という段階が占め、哺乳類はその時間に強い脳活動を行なっています。
一方、レム睡眠は犬の睡眠時間の約10%しか占めていません。ですので、健康のために必要な睡眠時間を確保するためには、数回の昼寝を必要とするのです。
犬は夢も見ます
犬に見られる睡眠中の行動や特徴的な音、これが犬も夢を見る事を証明しています。
他の脳と同様、犬の脳も日中集めた情報を整理する必要があり、ご存知の通り、夢を見る事がこれに最も効率的な方法なのです。
犬の脳波に関する研究によると、人間と同じように犬にも2つの睡眠フェーズがあり、それがレム睡眠と徐波睡眠です。
後者は睡眠の最初の段階などに起き、脳の活動が弱まり、心拍数も低くなる睡眠です。
一方レム睡眠は、その名前(Rapid Eye Movement、直訳すると眼の急激な動き)からも分かるように、眼球運動が活発になる深い睡眠を指します。
この段階では、心拍数や体の痙攣に若干の上昇が見られ、夢や性的刺激を感じる事まであります。犬もこの2種類の睡眠を行うという事こそが、彼らも夢を見るという証明なのです。
運動は健康的な睡眠に欠かせない
犬も人間も、健康的な睡眠習慣の為には身体的・精神的刺激がカギとなります。しかし、信じられないかもしれませんが、運動や知的刺激が足りない犬の方が、もっと睡眠時間は長くなります。
これは無活動でいる事で不眠症を引き起こし、睡眠バランスや生活の質を大きく低下させている為です。
責任ある飼い主として、ペットには毎日最低30分の運動をさせてやりましょう。もちろんこの時間は目安で、大型犬や狩猟犬や番犬のような活発な犬種には、さらに多くの運動が必要となります。
仕事に行く前に簡単な散歩をしたりするだけでも、愛犬の睡眠習慣には変化が訪れます。さらに完璧を求めるなら、愛犬を家に置いて出社する時、何か愛犬にとって刺激となるようなオモチャなどを置いておくと良いでしょう。
しかし、心に留めておかなければならないのは、空き時間に愛犬がとる行動が睡眠習慣に影響を与えているという事です。例えば、ガイド犬や警察犬は日中の多くの時間を仕事に費やしていますが、家に置いてきた犬はやりたいことをなんでもします。このやりたいことというのは、ベッドに戻って寝る事を意味しているのです。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。