ゴシキヒワ(ゴールドフィンチ)の飼い方
ゴシキヒワ(学名:Carduelis carduelis)は、その色鮮やかなルックスと美しい鳴き声で、どんな家でもパッと明るくしてくれる鳥です。ゴシキヒワの性格は繊細で緊張しやすいため、特別なケアを必要とすることがあります。
本記事ではゴシキヒワの飼い方をご紹介します。下記のヒントを取り入れればあなたの大切なゴシキヒワもきっと喜んでくれるはずです。
ゴシキヒワのケージ
ゴシキヒワは飛ぶためのスペースが必要な鳥です。ケージは高さが50cmあるものにし、飛んだ後に止まれる止まり木も用意してあげましょう。こうすることで足と羽根を動かせるだけでなく、快適に暮らすための自由を感じることが出来るでしょう。
ケージは風通しのいい場所に置き、直射日光は避けましょう。また、ケージに空気の流れや熱い蒸気などが当たらないことを確認しましょう。そのため、台所や洗面所などはケージを置く場所に不向きです。
そして、ゴシキヒワのケージはネズミやラットのような危険な動物が近寄れない場所に置きましょう。同様に、野生の鳥との接触は控えましょう。野生の鳥は必ずしもゴシキヒワに危害を与えるわけではありませんが、病気や寄生虫などに感染する可能性があります。
ご存知でしたか?:カナリアのエサやりの基礎
ゴシキヒワの餌
ゴシキヒワは穀食の鳥で、ゴシキヒワのくちばしや消化器官はあらゆる種類の種を食べるのに適しています。他の穀食鳥とは異なり、ゴシキヒワは栄養ニーズを満たすために多くの種類のものを食べる必要があります。栄養ニーズはゴシキヒワの年齢、環境、そしてその時の季節によって変わってきます。
ゴシキヒワの餌は次のようなものを与えましょう:シード、ポピー、ヘーゼルナッツ、ヘンプシード、アブラナ、レタス、アマニ、ごま、エゴマなど。また、アプリコット、プラム、イチジク、いちご、りんご、オレンジ、梨、バナナ、すいかなどのフルーツを食べることもできます。
フルーツと野菜
ゴシキヒワはトマト、レタス、にんじん、ブロッコリー、ほうれん草、きゅうりといった野菜も食べられます。
与えるフルーツや野菜はきれいに洗いましょう。健康に害が出ないよう、農薬や殺虫剤などが使われていないことを確認しましょう。残留物を取り除くには、重炭酸ナトリウムを混ぜた水に野菜を数時間浸し、その後きれいに洗い流します。
腐った餌を食べないように、餌は1日数回新鮮なものと交換しましょう。羽根の生え代わりの季節には、マルチビタミンを必要とすることもあります。このサプリメントにはプロテインが多く含まれており、健康な羽が生える手助けをします。同様に、小麦麦芽、大豆、イーストを与えてもいいでしょう。
また、温度に応じて与えた方がいい食べものなどもあります。寒い地域では、ひまわりの種やアマニなどで摂取カロリーを増やすように心がけましょう。
こちらもご覧ください:イエスの荊冠とツバメの伝説
衛生習慣
最後はゴシキヒワの衛生面についてのアドバイスです。次のアドバイスを取り入れることで大切な鳥が感染症や病気にかかるリスクを軽減させることができます。
- ケージ内の糞は毎日掃除しましょう
- 水は頻繁に交換するか、長期間でも水を新鮮に保つ装置を設置しましょう
- 餌入れに残った空の種は、毎日ふっと息を吹きかけて飛ばしましょう
- 糞との接触がないように、餌がケージの底に落ちないようにしましょう
- 週に一度はケージと止まり木をしっかりと掃除しましょう
特にゴシキヒワは、獣医師が推奨する頻度で虫下しを行う必要があります。鳥の年齢、サイズ、体調に合わせて適切な寄生虫駆除と予防法を選びましょう。多くのペットショップでは粉末、スプレー、軟膏状のものから選ぶことができるはずです。
温度に注意する
ゴシキヒワを飼うにあたって一番難しいのが温度です。もちろん季節的な天候を変えることはできませんが、室内の温度は可能な限り管理しましょう。温度の急激な変化はゴシキヒワの免疫系に影響を及ぼし、病気にかかりやすくしてしまいます。そして、ゴシキヒワは高温を苦手とします。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。