中国を代表する5種類の動物

2019年3月16日
動物がさまざまな象徴として登場する有名な中国の占星術を見るまでもなく、中国各地には膨大な種類の動物が生息しています。

世界第3位をほこる広大な国土の中には、山や高原、砂漠、海岸、低地といった多様な環境が存在します。中国の動物たちはこういった地理的特徴に驚くべき方法で適応を遂げています。この記事でそんな動物たちの世界をお見せします。

中国の動物たち

動物がさまざまな象徴として登場する有名な中国の占星術を見るまでもなく、中国各地には膨大な種類の動物が生息しています。以下に紹介するのはその中でももっとも有名な動物たちです。

1.ヤク

冒頭の写真に写っているヤクはヒマラヤ移民の間ではとても一般的なウシ科の動物で、中国を代表する生き物のひとつです。ヤクという名前はチベット語で「男性」を意味し、メスのことは現地ではナクといいます。

蹄のある脚は短く、体には黒や茶など暗い色の長い毛が密に生えています。野生のヤクは高さ2メートル、重さ1トンにもなります。その大きさから、天敵はほぼいません。メスは子と群れを作りますがオスは単独で生活します。

ヤクはおよそ3000年前に人の手で家畜化され、その力強さから、荷物を運ぶのに利用されました。他にもミルクからチーズやバターを作ることができ、毛は毛布やコートなどに利用されます。

2.パンダ

中国で何よりもよく知られた動物です。分類はクマ科ですが、普通のクマとはかなり異なります。たとえばパンダは笹と果物を食べます。また亜熱帯の中国、ベトナム、ミャンマーなどに生息しているため、冬眠しません。

パンダ

白黒の体、丸い耳と尻尾、小さな目などの特徴が際立っています。生まれたばかりのパンダはピンク色の体に灰色の斑点をもち、生後一ヶ月ほどは目が見えません。母親の子育ては2年間続きますが、母乳を与えるのは最初の一年だけです。

3.ハッカン

中国南西部とチベット南東に生息しています。通常は下草の多い密林で暮らしていますが、実はイングランドにも移入されており、そちらはギンケイという和名が付いています。この珍しい鳥を中国から連れ帰る計画における責任者の夫人に敬意を表して、「アムハースト夫人のキジ」という名で呼ばれています。

ハッカン

キジやクジャクの例に漏れず、ハッカンのオスは80センチにもなる白と黒の美しい尾羽をもちます。体を覆う羽根は青、赤、黄、オレンジなど色鮮やかです。メスは栗色の体に黒い模様があります。

4.レッサーパンダ

こちらも中国を代表する動物ですが、絶滅の危機に瀕しています。代表的な生息地は中国南部の温暖で湿度が高く、竹が大量にある森林です。毛皮の色は赤色で、体が小さく長い尾があるため、クマよりもアライグマに近い外見をしています。

レッサーパンダ 中国の動物

レッサーパンダは昼から夕方にかけて活動する昼行性の動物で、熱に敏感です。木の上で眠るときには尻尾で自分の顔を隠し、枝から枝へと身軽に飛び移ります。毎日食事の前にはお腹と脚を毛づくろいして掃除します。竹の他には果物やキノコ、植物の根などを食べます。

5.ユキヒョウ

6000メートルを超える中央アジアの山々に生息するユキヒョウは、別名イルビスとも呼ばれます。この生息地から、詳しい生態はほとんどわかっていません。灰色の密な毛皮に黒の斑点があり、腹は白く、毛のたくさん生えたとても長い尻尾をもっています。眠るときにはこの尻尾で体を覆います。

ユキヒョウ 中国の動物

この動物は毛皮を目的とした密漁によって絶滅の危機に瀕しています。ユキヒョウは昼間に狩をし、ウサギ、リス、シカ、鳥、トガリネズミ、さらには山羊や牛まで襲います。声帯が非常に小さいため、ネコ科では珍しく大きな声では吠えません。