驚くべき防衛メカニズム!ユニークな能力を持つ動物達
危険時に急いで逃げる動物もいれば、隠れてやり過ごす動物もいます。さらに周囲に溶け込んだり、死んだふりをする種類もいます。このように動物界の防衛メカニズムは実に素晴らしいもので溢れています。この記事では、その中でも特にユニークな例をご紹介していきます。
驚くべき防衛メカニズム
自然とは人間が考える以上に賢く、それぞれの動物に特別な能力を授けました。捕食者を攻撃する術を持たない動物は、その生存本能から驚くべき防衛メカニズムを生み出しました。
1. オポッサム
ページ上部の写真で紹介されているのがオポッサムです。この有袋目の動物はその見た目とゴミ箱を漁る習性、そしてひどい悪臭を放つため、人気のある動物とは言えないでしょう。
しかし、これらの有袋目の動物はとても頭がいいという事実は誰も否定できません。この動物は危険を察知すると死んだふりをするのです!地面に転がり、口を開け、舌を出し、目を閉じます。この状態で何分間もの間静止し、さらには心拍数や呼吸数まで下げることができるのです。
2. フグ
「海のヤマアラシ」としても知られるフグは、防衛として身体を実際より大きく見せる為に全身を膨らませます。危険を感じたら、風船のように膨らんで捕食者を威嚇します。
しかしどうやって身体を膨らませているのでしょうか?実は数秒で大量の水を吸い込み、伸縮自在の胃袋を大きくしているのです。フグは身体を何倍にも大きくすることができ、中にはより危険に見せる為に針を持っている種もいます。
それだけではありません。フグは体内にテトロドトキシンという毒を持っており、この毒にあたると捕食者どころか人間までも死に至る可能性があります。
3. トカゲ
アメリカ大陸やスペインに生息するほとんどのトカゲは、危険を感じると「尻尾を切り落とす」能力を持っています。例えば、捕食者が後ろからトカゲを襲った場合、長い尻尾を切り落として逃げるのです。
興味深いのは、尻尾を切り離してもすぐに新しい尻尾が生えてくることです!そのため、このトリックは何度も使うことができるのです。トカゲはこれ以外にもトリックを持っており、多くの種類は自分の周囲(主に森やジャングル)に溶け込むことができます。
4. 電気ウナギ
数秒で700V も電気を発生させる動物を、一体誰が襲うでしょうか。電気ウナギは、その防衛メカニズムから、地球上で最も危険な魚の1つと言われています。
電気ウナギは、2メートルもある身体中の特別な細胞から、電気を放電させて攻撃をします。放電させた電気の電圧量は、身体の部位によって異なります。その電気によって、獲物を感電させることもできます。電気ウナギは1分間電気を放電し続けることができます。
5. スカンク
動物界の防衛機制の中で、悪臭のする液体を噴射するというのはよく使われる能力です。しかしスカンクはその中でも頂点に君臨します。怪しいものが少しでも近づいてきたら、この可愛らしい哺乳類は肛門腺から悪臭のする液体を放ちます。
この液体は人間の体調を悪くするだけでなく、目に入ると一定期間失明させてしまいます。危害を加える気がなくても、スカンクは攻撃してくるので要注意ですよ。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。