僕の飼い主が嫌い? じゃあ近づかないで!

2018年10月8日
あなたがペットを想う気持ちよりも、ペットが飼い主であるあなたを想う気持ちの方が強いんです。

犬たちは、自分の飼い主に向けられる他人からの敵意・害意にとても敏感です。この習性を利用して、家族の誰かに危害を加えるフリをしてもらう、なんて遊びをすることがあるかもしれませんが、このとき犬たちは、しっかり怒って吠えます。あなたが「嫌い」、「怖い」と思っている相手を、ワンちゃんは嫌うのです。

本能的にあなたに忠誠を誓っている犬たちがこういった行動を起こすことは、何もおかしいことではありません。あなたのことを嫌っている人間は、誰であろうと、あなたに近寄らせたくないのです。

これは実際に科学的に証明された事実なのです。では、今回はこの事実について詳しくお話ししましょう。

飼い主を嫌う人間を犬たちは信用しない

この調査結果は京都大学によって明らかになりました。近くに知らない人間が2人立った状態で、飼い主たちに箱を開けてもらう、という実験では、54匹の犬たちが参加し、それぞれの犬が3つの異なったシチュエーションに挑戦しました。

まず1つ目は、近くに立っている2人のうちの1人が、飼い主が箱を開けるのを妨げ、もう1人は何もしない、というものでした。

2つ目は、飼い主が箱を開けるのに、1つ目の実験で開けるのを妨げた人ではない方の人に助けを求め、もう1人はただ傍観している、というものでした。

そして最後の3つ目は、飼い主はただ箱を開け、周りの2人も一切関わらない、というものでした。

その後、飼い主以外の周りの2人が信頼を獲得するために犬たちに餌をあげる、という内容でしたが、自分の飼い主が助けを求めた方の人の餌は受け取る一方で、箱を開けるのを邪魔した方の人の餌は、大好きな食べ物であっても、受け取りませんでした。

この結果は、それまで人間固有のものだと考えられてきた「感情を共有する能力、感情移入する能力」が犬にも備わっていることを示すものでした。

ですので、犬を飼っている人たちの扱いには気を付けましょう。その飼い主と上手く付き合えば犬もあなたを好きになってくれるし、飼い主を嫌っていれば、犬たちにも好かれないのです。

犬たちが誰を信用しているのか知るために

人間は、何かに守られ、愛されていたいという気持ちがどこかに必ず存在している生き物であり、また犬は、どんなことをしてでも感情を表現する特別な生き物です。

家族で犬を飼っていた場合、一体うちの犬は誰のことを一番好きなのか、なんて思ったことがあるんじゃないですか? そして、それはどうすれば分かるのでしょうか?もし飼い犬があなたのことを一番好きだと判明しても、家族に言いふらしたりなどしないようにしましょう。そうすれば誰も気分を害さなくて済みます。くれぐれも大人な対応を忘れないでくださいね。

  • あなたをどう思っているかは、食後によく分かります。もし食事した後すぐにボール遊びすることなく、あなたを探し始めるようなら、それはあなたに対する感謝とを表しています。
  • いくら飼い犬と言っても、自分の部屋で一緒に寝たいと全員が思うわけではありません。ましてや一緒のベッドで寝るなんてならなおさらです。しかし、それをどうしてもあなたとしたがる場合、それは犬が常に一緒にいたいという気持ちの表れなのです。
  • あなたが外出するときなど、もう会えなくなるのではないかと心配する表情を見せることがあります。しかし、飼い犬が本当にあなたを好きで、信用しているときは、そんな感情は一切持たず、平常心を保っているものです。
  • あなたにどれだけ愛されているか、犬たちは敏感に感じ取ります。あなたが愛してあげるほど、あなたのことも愛してくれるのです。