愛犬の気力が衰えた理由とは?

伝えることができない病気や痛みのために元気がない場合もありますが、多くの場合はやる気がなく無気力に感じているのでしょう。
愛犬の気力が衰えた理由とは?

最後の更新: 23 3月, 2019

愛犬を見つめていると、子犬の時走り回ったりあちこち飛び回っていた頃の暖かい記憶がよみがえってくることでしょう。大人になった今、おそらく愛犬はずっと落ち着くようになり、寝る時間も増えたのではないでしょうか。今回は、愛犬が前よりもあまり元気がないように見える理由をいくつか考えてみましょう。

 

前よりもテンションが低い理由

犬の気力が低下し元気がないのには多くの理由がありますが、必ずしも悪いことが起こっているわけではありません。以下に基本的な理由をご紹介します。

もう子犬じゃない

子犬である期間は、外見上は成犬のように大きくなった後も意外に長いです。生後1年経っても、まだ子犬期である犬もいます。エネルギーに溢れ走ったり遊んだり飛び回ったりしているかもしれません。しかし多くの親がそうであるように、大人になった後も、飼い主は愛犬を子犬扱いしている場合があります。

あいにく、犬は特定の年齢に達すると衰えていなくても、エネルギーレベルは低くなります。外で遊びたいと思っても子犬の時のようにテンションは高くないかもしれません。この変化は非常に正常なものです。生きている年数に7をかけることで犬の年齢を計算することができます。そうすれば、一体今犬が人間で言えば何歳ぐらいなのか、考えることができるでしょう。

季節

人間と同じように、季節は犬の気分にも影響を与えます。寒い気候が好きな犬もいれば暑い季節を好む犬もいます。しかし一般的に暑い時期には、犬はより無気力になりもっと眠りたいと感じる傾向があります。

重要なのは、1日の最も暑い時間帯に犬を散歩に連れて行かないようにすることです。他の時間帯に外出するとしても、必ず水を一緒に持っていってください。また、なるべく早朝か太陽が沈んだ後、気温が低く爽やかな時間帯に散歩させるようにしましょう。

うつ病

無気力なのに気づいた場合、うつは最も深刻な問題となります。いつも寝ていたりベッドから動かない、顔だけ動かしてあなたの方を見ている、外に出たり遊ばない、餌も食べない等の症状が見られるのであれば、うつの可能性が高いです。

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もう子犬じゃないから、夏だから、などの理由だけだと軽く考えないでください。獣医に行き愛犬に何が起こっているのか診断してもらうと良いでしょう。何も問題がないことを願いますが、うつであれば治療をすぐに開始する必要があります。

病気

病気は犬のエネルギーを消耗させます。軽い胃腸炎のようなものかもしれませんし深刻な病気にかかっているかもしれません。犬は話すことができないので、ベッドで横になったり寝たりしながら時間が経つのを待っているのかもしれません。

常にお伝えしているように、ペットを毎日観察し何が起こっているのか知っておくことは非常に大切です。様子がおかしい場合は獣医へ連れて行診断してもらってください。

老い

どの犬も歳をとり外観や健康に劇的な変化が起こる瞬間があります。 徐々に関節炎を起こしたり歩行中や遊んでる時に痛みを引き起こす症状が発症する可能性があります。そうした場合、動きたくない、何もしたくないと感じているかもしれません。

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年齢とともに体力も低下し始めます。だから以前よりも元気がなさそうに見えても驚かないでください。

理由がなんであれーたとえ犬が前より動かなくなったとしてもーほとんどの場合は心配することありません。生きていく中でどの犬も経験するであろう新しいステージに入っただけなのです。ただし、外観や行動に変化がないか、常日頃からしっかり犬を観察してあげてください。


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