Logo image
Logo image

猫の目の病気について:正しい予防とお手入れの方法

0 分
猫は比較的目の病気にかかりやすいペットなので、目の病気の予防方法やお手入れ方法を知っておきましょう。
猫の目の病気について:正しい予防とお手入れの方法
最後の更新: 11 11月, 2019

猫の目の病気

目が曇っていたり、閉じてしまっている野良猫を見たことはありませんか?

実は、猫が目の病気になるのは比較的一般的なことです。

もちろん、猫の健康状態を脅かすような深刻な病気の症状の一つである可能性もあるため、猫の病気を認識し、可能な限り予防することで猫の健康を維持することができます。

こちらもご覧ください:ご存じでしたか?猫の歴史を簡単にまとめてみました

目の病気の予防と病気の兆候を見つける方法

自宅という猫にとって快適な環境で、猫の目の状態を定期的に確認するのは、猫の目の健康を維持する最も良い方法の一つです。

猫と遊んでいる時などに、以下のような点を調べてみましょう。

Some figure

目の状態に何か変化がないかを調べる時には、まず親指を使ってまぶたをそっと上にあげてまぶたの周りや目を調べます。

健康な目やまぶたは、赤みがかったり白みがかっていないピンクです。

猫が目の病気を発症しているかもしれない兆候となる警告サインをご紹介します。

  • 白い分泌物
  • 過剰な目ヤニや水っぽさ
  • まぶたの周りの赤色または白っぽい組織が付いている
  • 目の隅に固くて乾燥した残留物がある
  • まつげが涙で常に濡れている
  • 片目または両目を閉じている
  • 目が曇っているまたは目の色の変化
  • 瞬膜(第三のまぶた)が常に出ている

猫の行動の変化も、目の状態の変化を探知するのに役立ちます。

いつもより頻繁に目をこすっている場合や、いつもよりも目があまり見えていないのではないかという行動をする場合など、目の病気を疑いましょう。

こちらもご参考に:犬の結膜下出血とその治療法:結膜下出血になりやすい犬はいる?

Some figure

猫がかかりやすい目の病気

猫が発症しやすいといわれる一般的な目の病気をご紹介します。

結膜炎:結膜の炎症によって起こる病気です。結膜とは、まぶたの内側と目の白い部分を覆う薄い透明な組織です。ペットの目が腫れていたり、目ヤニが過剰に出ている時、そして目がピンク色の時には結膜炎の可能性があります。
瞬膜(第三のまぶた)の突出:多くの動物は、感染から身を守る方法として、第三のまぶたと呼ばれる瞬膜を発達させます。ただし、この瞬膜が常に外に出ている場合や腫れている場合は、何か別の基礎疾患を発症している可能性があります。
角膜炎:複数の原因により発症する可能性のある角膜の炎症です。
緑内障:緑内障の兆候の1つは、角膜が白濁し、眼が異常に成長することです。これは、眼窩に大きな圧力がかかることによって引き起こされます。
目の外傷:喧嘩や事故による目の怪我や傷です。
涙腺の詰まり:涙や目ヤニの過剰な分泌や疾患に関連した腫れによって起こります。

予防と治療

猫の目から自然に出る目ヤニを拭くための、専用シートなどが販売されています。

このような製品を使って過剰に分泌される目ヤニを拭くだけでも、猫の目の健康状態を改善するのに役立ちます。

猫が目の病気や感染症を発症しないように、予防策を講じるのは素晴らしい方法ですが、今回ご紹介したような病気の兆候が表れている場合は、すぐに獣医師の診断を受けてください。

獣医師は目薬などの正しい薬を処方し、正しい方法で猫の症状を治療します。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Stiles, J. (1995). Treatment of cats with ocular disease attributable to herpesvirus infection: 17 cases (1983-1993). Journal of the American Veterinary Medical Association207(5), 599-603.
  • La Croix, N. C. (2005). Ocular manifestations of systemic disease in cats. Clinical techniques in small animal practice, 20(2), 121-128.
  • Cunningham Jr, E. T., & Koehler, J. E. (2000). Ocular bartonellosis. American journal of ophthalmology, 130(3), 340-349.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。