犬の「吠え」を上手く対処する方法

最初は難しいと感じるかもしれませんが、上手く対処するには犬たちが何を言いたいのかまず理解してあげることが大切です。
犬の「吠え」を上手く対処する方法

最後の更新: 20 9月, 2018

犬たちが吠えるということは、危険な物音が聞こえた、退屈している、どこかが痛い、構ってほしいなど何かしら理由があるということです。犬の種類によっては他の犬よりも騒がしくなりがちだったりするので、この「止まない声」にうんざりしてしまう飼い主も多いようです。そこで今回は、犬たちの吠えを上手く対処するための方法をいくつかお教えします。

なぜ犬たちは吠えるの?

問題解決の前にまず、その原因を知る必要があります。中でも主な理由は以下のようなものがあります。

1.ストレス

間違った世話をされた、長時間独りにされた、肉体的にも精神的にも窮屈であるなど、イライラが原因で吠えてしまうことは多いです。

2.孤独

犬たちは独りの状態が長時間続くと、 捨てられたんじゃないか、置き去りにされたんじゃないかと感じてその危機感をどうにかして表現しようとするのです。イヌは群れでいることを好む動物であるということを忘れてはいけません。

3.不安

病院に連れて行こうなどとすると、車に乗ったりひとりにされたりされるのが不安でたまらなくなります。そして、その不安を軽減する方法が吠えることなのです。

4.社会性の欠如

他のペットや子供たちと触れ合ったことがない場合、吠えてしまうことがほとんどです。

5.感情表現

フラストレーション・熱狂・満足・悲哀・恐怖・緊張など様々な感情を吠えることで表します。

6.体調不良

体のどこかが痛む、病気であることを知らせたいときに吠えることはあります。また年とともに視覚・聴覚が衰えてくると、頻繁に吠えるようになることが多いです。

「吠え」を減らすために

あなたの犬がなぜそんなに吠えるのか(身体的または感情的に何か問題がある場合は例外)理解できたら、それを止めるためのテクニックを活用しましょう。

1.行動を正す

足に軽く触れるなどして止める、「ダメ」と言う、目を見るなど、吠えることをしてはいけないことだと感じさせられれば、吠えは減っていきます。止めても少し時間が経てばまた吠えだしたりするかもしれませんが、そこは飼い主として辛抱する必要があります。数日かけて訓練し、間違ったことをしているとしっかり理解させることが重要です。

2.落ち着いて対処する

休憩をとりたいときや客人が来ているときに吠えられると、確かにイラっとしてしまうかもしれません。しかし飼い主であるあなたが落ち着いていなければペットが吠えることを止めることはありません。なぜなら、犬たちが精神的に不安定なリーダーの命令を聞くことはないからです。

3.所有権を明確にする

ある決まったモノ・場所に対して吠えることを止めないようであれば、近付いて「あなたのもの」であることを見せてあげましょう。そうすると、吠えの原因とペットとの間に「透明な壁」を作ることができるのです。

4.遊ぶ

多くの場合犬たちは、自分の感情を抑圧するために吠えます。ではどうすれば解決するのかですが、答えはただ「遊んであげる」ことです!公園に散歩に行ったり、ボール遊びをしてあげたりすれば良いのです。少し疲れさせることでそのエネルギーを吠えること以外に向けさせることが何より大切です。

5.音を聞かせる

長時間独りにさせてしまうときは、テレビかラジオを点けたままにしておいてあげましょう。誰かが喋っていたり音楽がかかっていると犬たちはその音に集中するため、無音状態に比べると圧倒的に吠えにくくなるのです。

6.社交的な犬にする

他の動物に会ったことない子は、散歩中の犬を見かけるだけでも吠えてしまうことが多いです。公園で他のペットたちと触れ合うなどして慣れさせるのも一つの手です。

7.助けを求める

上記の方法をすべて試して、それでも言うことを聞こうとしない場合は、プロのトレーナーの力を借りるのも良いです。悪い癖を治すには必ず訓練が必要だということを覚えておきましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。