愛犬に食事中のおねだりを我慢してもらうコツ

この記事では愛犬をディナーテーブルから遠ざけておくコツをご紹介します。
愛犬に食事中のおねだりを我慢してもらうコツ

最後の更新: 29 5月, 2018

私たちの食べ物をおねだりする愛犬がいる中でご飯を食べる、というのは耐え難いものです。中には自分の餌を食べ終わった後もなお、おねだりを続ける犬たちもいます。しかも、私たちを気の毒な気持ちにさせる為にどんな事でもします。基本的には、彼らはただ私たちが食べているものを食べてみたいのです。

犬が常に餌をおねだりするのは普通のこと?

普通です。確かに少し悩ましい習性で直したいと思うのですが、事実これは彼らのせいでは無いのです。これは本能の問題なので、トレーニングによって幾分押さえ込まれている場合もありますが、やはり時には出てきてしまうものなのです。

餌が食べたい子犬

みんなが美味しそうなご飯を作っている時を思い浮かべてください。あなたなら何をしますか?キッチンに行きますよね!犬の場合もこれと同じです。犬たちも飼い主が何を嗜んでいるか知りたくて、ちょっとでも良いから食べてみたいのです。しかし、それは犬の食べ物ではありません!

夕食時に席を着いた時に愛犬がおねだりし始める事を気にしない人もいるでしょう。しかし、お客さんが一緒の場合は問題です。まず愛犬はお客さんにずっと付きまとい、次にできる限りの最高の子犬の目をして、鶏肉の端くれや骨、パンを勝ち取ろうとします。

「強欲」になった犬たちは、ありとあらゆる「おどけたしぐさ」で欲しいものを手にするエキスパートに変わります。もしその場に子どもが居たら、グルになる可能性は高いです。子どもたちはテーブルの下からそっと食べ物をあげるのです。

早期にトレーニングを行う事で、犬が常に食べ物をおねだりする事は無くなるかもしれません。

愛犬におねだりを我慢してもらう方法

私たちの心を陥落させ、誘惑に負けさせる術を彼らは知っています。悲しい顔をしたり、泣きべそをかいたり…時にはその肉球を使って私たちに気付いてもらおうとします。しかし私たちはそんな誘惑に打ち勝ち、食べ物を与えないようにせねばなりません。なぜなら、そこで与えてしまう事は「おねだり」を推奨する事になるからです。

この習性は生後数年の間に顕在化する為、彼らが子犬の内に、テーブルの上にある食べ物をおねだりしないよう教えるのが最善策です。愛犬に自分の食べ物もあげないなんて最悪の飼い主だ、という気持ちにならないよう、以下のコツを念頭に置いておいて下さい。

1. 愛犬をディナーテーブルから遠ざけておく

愛犬がテーブルの上に前足を置いたら、あなたはシンプルに腕を使ってそれを退けましょう。これは数日に渡って何度か繰り返し行う事になります。1~2週間すると、愛犬もそれはダメな事だと言う事を理解します。退けるときは、感情を表に出してしっかりと「ダメ」と言いましょう。

2. バリアーを張る

もしそれでも効果が無ければ、ディナーテーブル付近に愛犬が立ち入れないような一種のバリアーを張る事になります。例えば、キッチンのドアの近くに赤ちゃん用の柵を張ったり、庭や屋上に出しておいたりします。これは少し無礼で冷血に思えるかもしれませんが、常に食べ物をねだるという悩ましさから解放される事になります。

3. 食事前、もしくは食事中に餌をやる

多くの犬は数秒で餌を平らげますが、中には数分かける犬もいます。そこで効果的なのは、私たちが食事している時にドッグフードを与えてやるという事です。こうする事で、私たちは数分間の平穏を堪能する事ができます。他には、ペットが餌をねだった瞬間を逆に利用して、そのタイミングで餌をあげる事も有用です。こうする事で、犬と人間とで食べるものが違うという事を理解させられます。

餌を食べる犬

4. 食べ物をねだる暇が無いほど、忙しくさせる

例えばおもちゃや骨など、噛めるものを与える事で、飼い主の食事中も愛犬はずっと楽しんでいられます。犬を一匹以上飼っている場合は、庭や屋上、ベランダなどで一緒に遊ばせておく理想の時間かもしれません。

5. 近くに繋いでおく

これは少しやり過ぎに聞こえますし、愛犬が吠えたり感情的に泣いたりするかもしれませんが、有効な場合もあります。ディナーテーブルから数メートル離れており、ベッドもあって餌も水もある、そんなペットにとって快適な場所にリードで繋いでおくという手です。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。