幸せと平穏を求めて:特別な子犬 ヴァリの長い旅路

2019年7月9日
この出来事はシェルターで働く獣医師によってソーシャルメディアに投稿されました。

「旅」と聞くとあなたは何を想像しますか?家族での休暇、美しいビーチ、現実から離れて何せず過ごす贅沢な日々……ここでお話しするヴァリの旅はあなたの想像する「旅」とは全く違うものです。どれほど前向きに考えようとしても、良い側面があったとしても、できればどんな犬にも経験して欲しくないようなものです。

ヴァリの話を知りたい方、ぜひ最後までお読みください。悲しい始まりかもしれませんが、ハッピーエンドが待っていますよ。

特別な子犬、ヴァリの話

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提供:フェイスブックRefugio de Animales de Cambados

これは、スペインのポンテベドラ県にあるカンバードスという地での出来事です。ある住人が、明らかに栄養不足のみすぼらしいポインター種の捨て犬を発見しました。屋根もない農場に横たわっていたのです。

ヴァリは栄養不足の深刻な状態でした血液は静脈に流れ込む力をほとんど失っているほどでした。その体長に関わらず、10kgにも満たなかったのです。住人はヴァリをシェルターに運び、獣医師が診断しましたが、もはや手の施しようがないと思われました。

ですが、ヴァリには生命力があったのです!シェルターで十分に餌が与えられ、適切な世話をされると、わずか5日ほどで立ち上がるほどにまで回復しました。その数時間後には最初の一歩を踏み出したのです。

獣医師による診察の結果、ヴァリは数週間何も食べていなかったことがわかりました。また、長時間繋がれていたのです。とても悲しい事実ですが、怒りをぶつける相手がわかりません。

保護から数日経ち、ヴァリの体重は1.5kgも増え、毛並みや皮膚の状態も改善されてきました。食事の時は非常に不安そうで、失った時間を取り戻すかのようであったり、まるでこれを逃すと二度と食事にありつけないのではないかと思わせるほどの食べ方でした。

 

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ソーシャルメディアが示したヴァリへの愛

この出来事はシェルターで働く獣医師によってソーシャルメディアに投稿されました。そして程なく、ヴァリに暖かな家を与え新しい家族になりたいと希望する多くの人々からメッセージを受け取ったと言います。

ですが、ヴァリの状態は依然として不安定で、回復には時間が必要でした。引き取りたいと願う家族はヴァリの回復を待つ必要があります。また、どの家族が引き取るかについては面接が必要となるでしょう。ヴァリに新しい家族ができ、愛される日が来ることを皆が心待ちにしています。

犬の持つ素晴らしいレジリエンス

動物を捨てる人間がいる、ということはとても悲しいことですが、一方でヴァリのような話は、手を差し伸べてくれる人もたくさんいるという希望を私たちに与えてくれます。しかし、ヴァリのような犬はたくさんいます。生きたいという気力と愛のおかげで生き残った犬はたくさんいるのです。

  • この動物は何?:泥だらけの動物がシェルターにやってきました。パッと見ただけでは、一体何の動物なのか判別すらできなかったと言います。泥によるダメージで生き残ることが不可能だろうと職員達は思ったそうです。ですが、その動物は適切な処置と世話のおかげで生き残ることができました。それはなんと、オオカミの赤ちゃんだったのです!
  • 疥癬の犬:ダニによる皮膚の病気、疥癬の状態がひどく、皮膚がはがれている捨て犬が見つかりました。もう長くはないだろうと思われましたが、見事に回復しました。
  • フィーゴ:フィーゴは飼い主の交通事故を防ぐために自らバスの前に飛び出した勇敢な犬です。深刻な怪我をしていましたが、飼い主の元を去るのを拒みました。怪我が元で死んでしまうかと思われましたが、飼い主の愛や獣医師の適切なケアのおかげで回復しました。本当に素晴らしい忠誠心ですね!

 

ヴァリの辛い旅路が終わり、暖かな家と新しい家族の元に行き、愛される日が早く来ることを願ってやみません。

 

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提供:Cambadosアニマルシェルターフェイスブック