動物を助けるリサイクル
放棄や虐待されたペットの保護やケアに積極的に協力している人々は、多くの方法を駆使して動物福祉団体の費用を助けています。そして、動物愛好家の中には、この目的と他の重要な目的を組み合わせて活動する人もいるのです。つまり、ペットボトルやキャップをリサイクルして環境の保護にも取り組んでいるのです。
捨てられたペットを環境にも優しく助ける
このような取り組みの一つは、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビアなどのラテンアメリカ諸国で行われています。この取り組みの内容はとてもシンプルなものです。ペットボトルのキャップを集め、特定の場所に持っていくだけです。例えば、
- 多様な産業活動を行う企業
- 公的機関
- 教育施設
- 一部の民間業者と財団
などです。集めたキャップをリサイクル業者に売り、その売上金を動物保護施設に寄付するのです。
このようなプロジェクトはスペインでも普及していますが、医療費の支払いが必要な人々を支援することを目的としたキャンペーンを実施するのがスペインでは一般的です。
捨てられた動物と環境の両方を助ける素晴らしい方法は、プラスチック製品を集め、リサイクル業者に販売し、そのお金を動物保護施設に寄付することです。
ペットボトルのキャップで動物を助ける
なぜこの取り組みはペットボトルのキャップを対象にしているのか思うかもしれませんが、それはペットボトルのキャップは小さいので集めやすいだけでなく、輸送もしやすいからです。また、キャップはペットボトルよりも高い品質のポリマーで作られているからです。
ペットボトルのキャップは次のようなものに簡単にリサイクルできます。
- バケツ
- ゴミ箱
- おもちゃ
- 椅子
リサイクルされたボトルで作られた野良犬や野良猫用のフードディスペンサー
トルコでの取り組みもリサイクルと動物保護を同時に行うもので、このプロジェクトで野良犬や野良猫は新鮮な餌や水を手に入れることができるのです。
このフードディスペンサーは、特にイスタンブールの広場や公園といった公共の場に設置してあります。イスタンブールに数多くいる捨てられた猫や犬は、リサイクルされたペットボトルから出てくる餌を食べられるのです。太陽光発電で動くこのフードディスペンサーは環境に優しいのです。そして、重要なポイントはリサイクルで集められたお金は野良犬や野良猫の餌代に充てられているということです。
このフードディスペンサーはリサイクルされた材料を使って捨てられた動物たちのお腹を満たすことはできますが、これだけでは野良犬や野良猫の問題の全てを解決しているわけではありません。野良犬や野良猫には家がなく、野外にいることで多くの危険にさらされている現実は変わらないのです。
アイディア次第で動物も環境も助けられる
いずれにしても、捨てられた犬や猫を助ける方法はたくさんあるのです。そして、その過程で同時に環境にも優しくできればなおよしです。
このようなアイディアを真似し、あなたの住んでいる地域でも是非取り入れてください。ソーシャルメディアを使えばプロジェクトの認知度を上げることも難しくはないはずです。
最後に、Tapitas x Papitasというアルゼンチン団体のリンク(スペイン語)を貼っておきます。このサイトでは、この団体の目的やどのように組織されているかが説明されています。これが動物や環境を助けるための第一歩になることを祈っています。
動物だけでなく環境も同時に助けるアイディアを思いついたら、是非それを実践してみてください。あなたの家族、友達、近所の人も目標に向けて喜んで助けてくれるはずです。捨てられた動物も環境からも、いずれ感謝されるときが来るはずです。