ワイアーヘアード・フォックステリアの魅力をお届け!

フォックステリアはもともとキツネやウサギなどの小動物を捕まえるために育てられました。そのおかげか、現在フォックステリアは最もアクティブで警戒心の強い犬種です。
ワイアーヘアード・フォックステリアの魅力をお届け!

最後の更新: 10 1月, 2019

フォックステリアは ペットとして最も人気な犬種の一つです。彼らは1920年代に当時のブリーダーたちの都合によって2種類の犬種に分けられました。実は、もともとフォックステリアは猟犬だったことをご存知でしょうか?今回はこのワンちゃんの魅力をご紹介したいと思います。

番犬のフォックステリア

この犬種の正確な起源は誰にもわかっていませんが、19世紀まで遡ると彼らについての記録があります。さらに、フォックステリアはブルテリアとブラックイングリッシュテリアの子孫だそうです。実は、FCIが20世紀中頃に違いを認めるまでは、ブリティッシュケンネルクラブはワイヤーヘアードフォックステリアもスムースヘアードフォックステリアも一つの犬種として登録していました。

フォックステリアはもともとキツネやウサギなどの小動物を捕まえるために育てられました。そのおかげか、現在フォックステリアは最もアクティブで警戒心の強い犬種です。ですから、このワンちゃんをしつけるのは大変な時もあるでしょう。

特徴

フォックステリアは体高が低く、軽いので、どんな所でも簡単に動き回れます。なので、住宅街などで飼うにはぴったりのペットですよ。

  • 体重は7~9キロ
  • 鼻は大体頭と同じ大きさ
  • まるではさみのようなシャープな顎
  • 小さくて黒い鼻
  • 丸くて黒い、中くらいサイズの均等に離れた目
  • 前に垂れたV字型の小さい耳

  • 体高は38~40cm
  • 深めの胸とそれにつながるコンパクトで少し反り気味の背中。いつでも全速力で走れるような、小さいけれど力強い足。
  • 断尾されていない、丸まっていない、中くらいサイズの尻尾。
  • 短くて濃いクルクルした毛。目の周りの毛は大抵白色に茶色が混ざっており、体には黒や茶の斑点があります。

フォックステリアの体は獲物をいつでも追いかけられるように作られています。ですから、間違いなく最も活発で面白い犬種の一つでしょう。なので、必要な運動量を与えていれば、田舎でも街中でもピッタリのペットになるはずです。

性格

テリアは本能的にハンターなので、とても賢い犬です。フォックステリアも好奇心旺盛で周りの小さな動きにも気を配っているので、もちろん同じです。

フォックステリアの性格

フォックステリアは、飼い主にはフレンドリーで、覚えるのが速いですが、何かを覚える時に何度も同じことを繰り返されるとすぐ飽きてしまい、穴を掘り始めてしまいます。

彼らは人間や大抵の犬にはフレンドリーな上に、優しくて遊び好きなので、特にアクティブな家族にはピッタリのワンちゃんでしょう。

猟犬だったのは何代も前ですが、フォックステリアの中にはまだ狩猟本能が残っています。ですから動くもの全て、それがたとえ最大の敵の猫であろうと、バスであろうと、追いかけてしまうくせがあります。

しつけ

フォックステリアはしつけにくいところがあるので、コマンドに従わせることを最優先にし、その次にたっぷり運動をさせてあげましょう。彼らはとても覚えるのが速く、飼い主を自分と対等の存在として扱います。

よくしつけられたフォックステリアは障害物競走のようなアジリティコンテストや、ドッグショーなどのコンテストにも出場できるようになるでしょう。ですから、とっても才能のある、万能な犬なのです。

健康面とよく見られる病気

フォックステリアは、テリア全般のようにかかりやすい病気はあまりたくさんありません。テリアは基本的に健康的で、丈夫な体をしているからです。けれど、注意したい病気はいくつかあります。

このワンちゃんはあまりにもアクティブなので、特に高齢になった時に肩などの骨を骨折しやすいです。また、年をとると、視力の問題もよく見られるでしょう。

さらに、白内障緑内障や、眼球の水晶体が移動してしまう水晶体転位症にもかかりやすいです。薬や、目の水晶体を取り除いてずっと目薬を差していくなどの治療法があります。

ウィリアム・ヘインズ「病気の時でも、彼らは素晴らしい回復を遂げるよ。」

特別なケアが必要な病気の他に注意すべき点はもう一つあります。ダメージを受けた毛を取り除くだけでなく、ワンちゃんの毛をツヤツヤに保つために、ブラッシングを定期的にしてあげて下さい。また、毛の間に潜むダニやノミにも注意しましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。