神経質なワンちゃんをリラックスさせる5つのコツ

このリラクゼーション方法を行うことで、緊張状態のワンちゃんの心をなだめることができます。
神経質なワンちゃんをリラックスさせる5つのコツ

最後の更新: 12 12月, 2018

神経質なワンちゃんは、悩みのタネですよね。自分が強いっていうことを分からずに、近づくと引っ掻いたり噛んできたりしてしまいます。なんとか気分を落ち着かせようと、物腰柔らかく話しかけたり撫でてあげたりしても、時に全く効果がない場合もあります。

そんな困った愛犬を落ち着かせるために、今日はリラクゼーション方法をいくつかご紹介しましょう。

神経質なワンちゃんをリラックスさせる5つのコツ

神経過敏は時に行動や睡眠にまで影響を与えますし、外部から与えられた刺激に過剰に反応し、破壊衝動が生まれることさえあります。刺激といっても直接的なものだけでなく、トイレを流す音やボールなどでもパニックの原因になり得るのです。

「神経質」という言葉自体は、確かに深刻な問題のようには思えないかもしれませんが、ペットとの共同生活に支障が出たり、生活の質そのものの低下に繋がる可能性もあるものです。一番理想的なのは、生後6ヶ月程度の子犬の頃から心を落ち着かせられるようしっかりとトレーニングしておくことですが、だからといって成犬になってしまうと為す術なしという訳ではありません。

さあ、神経質な愛犬をリラックスさせましょう。

愛犬とジョギング

神経過敏の原因

まずは、なぜ彼らが神経を尖らせているのかを明らかにするのが先決です。これには主に3つの理由が考えられます。それは、遺伝子、環境、そして教育の3つです。

もし遺伝子が問題なのであれば、もしかしたらその子は先天的に多動的な犬なのかもしれません。であれば、どれだけ私たちが落ち着けようと努力したところで治ることはないでしょう。このような特殊なケースの場合は、動物病院に行って薬を処方してもらう必要があるかもしれません

むしろ、基本的に神経過敏の根本原因がなんなのかを私たちだけで突き詰めるのはとても難しいので、どんな原因でも最初に動物病院に相談するのがベストでしょう。「愛犬が緊張していたら病院に行く」、これを徹底していれば少なくともそれが遺伝的なものかどうかは分かるようになります。

一方、もしペットが孤独に暮らしている時間が多いのであれば、人が近くにいるだけで神経過敏になってしまう子もいるでしょう。これが「環境要因」です。

次に「教育」ですが、例えば無意識のうちにあなたが愛犬の神経を逆撫でしてしまっていることも考えられます。例えば、あなたが帰宅した時に愛犬が騒ぎ出すとします。ここであなたも一緒になって騒ぎ出すとなれば、つまるところそれは騒ぎに油を注いでいることになります。となると、愛犬からすると「緊張状態を表に出すこと」や「騒ぐこと」が、飼い主の気を引く術であると認識してしまうのです。

運動

ストレスを抱えたワンちゃんは、エネルギーとアドレナリンを発散しなければなりません。そんな時、運動以上に良い解決法があるでしょうか。

落ち着いた犬でも「毎日適度な運動」が必要と言われているのですから、ストレスを溜め込んだワンちゃんには「たっぷりな運動」が必要だと言えるでしょう。 しっかり運動すれば、しっかりと睡眠できるようになり、結果的により長くリラックスできるようになります。目覚めてからも随分と落ち着いているのではないでしょうか。

神経を落ち着かせる遊び

嘘みたいに聞こえますが、犬の緊張状態を解きほぐす遊びが実際にあるのです。その遊び自体は室内で出来るのですが、まずは外で目一杯遊ばせ、そのあと興奮状態の愛犬にリラックス効果のある遊びを室内で行うのがオススメです。

室内のリラックスゲームとは、例えば愛犬と一緒に座り、ボールをコロコロ転がしてあげるとかです。このような遊びは、愛犬の緊張を解きほぐし、緩やかで心休まる時間を送るのに最適です。

ドッグ・トレーナー

これは最適解の一つとも言えるでしょう。愛犬がどんなに神経質でもドッグ・トレーナーさんは見放したりしません。特に、自宅で色々試してみても効果がない場合などには是非頼りにしてみましょう。

もし愛犬が1才以上で、色々試してみてもまだ神経質だと感じるのであれば、プロのドッグ・トレーナーにお任せした方が良いでしょう。

家族と犬 神経質

家族の絆

神経質なワンちゃんのために、出来る限り毎日を同じルーティンで送るように心がけましょう。もし、家族のみんなが愛犬と異なる接し方をしていると、ワンちゃんが混乱してしまいもっと神経質になってしまうかもしれません。もちろん、それは望んでいないですよね。

ですので、散歩や遊び、撫でたり愛情の注ぎ方にまでルーティンを設定しておくことをオススメします。家族全員がいつ、どのようにこれらのルーティンを行うかを話し合い、それに従うようにしてみてください。これも愛犬の緊張を解きほぐすためです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。