夏場のペットの健康管理

夏場のペットの健康管理

最後の更新: 25 8月, 2018

人間と同様、犬や猫も暑い日はぐったりします。ペットと一緒に旅行に行く、家でゆったりとペットと過ごす、信頼する人にペットシッターになってもらうなど状況は様々ですが、今回はどんなシチュエーションにも役に立つ夏場のペットの健康管理についてお話します。

夏場のペットの健康管理

熱中症になるのは人間だけではありません。 犬や猫も熱中症になります。気温が30℃以上になると、きちんと飼い主が対策をしてあげないとペットは熱中症になってしまうことがあります。

ビーチで遊ぶ犬

分厚い、ピンク色の皮膚、そしてペットが自分で水や日陰を探せないといったことは危険を意味します。炎天下に何時間もいるとペットも熱中症になる可能性があります。飼い主によって車内に取り残された犬は、脱水症になったり死んでしまうなど、夏場は危険でいっぱいなのです。

熱中症になったペットの症状には次のようなものがあります。

愛犬や愛猫が熱中症になってしまったら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。行く途中、ペットのお腹や前足の付け根(人間では「脇」にあたる部分)に水を掛けます。

ブルドッグやボクサーのような鼻ペチャ犬(短頭犬)は暑さに弱い犬種です。また、アンゴラ猫や秋田犬といった長く、密集した毛が生えているペットも同じです。

人間と同様、熱中症にかかりやすいのは子猫や子犬、そして老猫や老犬です。これは、健康な成猫や成犬のように体温調整がうまくできないためです。

 

ペットの暑さ対策

愛犬や愛猫の健康を維持するには、夏場に注意し必要な対策を取ることです。次のことを参考にしてみてください。

1.風通しの悪い場所は避ける

たとえ1分であっても、車内にペットを取り残すことは良くないとお話しましたが、新鮮な空気がない場所にペットを閉じ込めておくのも避けましょう。動物は人間のように汗をかいたり、体温を調整したりできません。また、自分で水を取りにいくこともできません。

2.炎天下にペットを放置しない

いかなる理由でも、日陰のない炎天下にペットを繋いだままにしてはいけません。日中は脱水症の危険性があるだけでなく、健康に害が出たり日焼けをしたりしてしまいます。また、犬では鼻、猫では耳といった部分はとても繊細にできています。胃腸は犬も猫も強くありません。

プールで遊ぶ犬

3.水をたっぷり与える

与えた水を全部飲み切るかは関係ありません。いつもの水のボウルに加え、もう一つ水の入ったボウルをあげましょう。水を飲むことは暑さ対策に重要です。水はきれいで冷たいものにしましょう。蚊がわないように、水は毎日交換します。

4.定期的にお風呂に入れる

サッパリとするシャワーに毎日(あるいは5分でも時間のある時)入れるのはどうでしょう?お風呂は体温調整をしやすくします。ペットが入ることが許されていれば、公園の噴水もいいでしょう。暑くてすぐに毛は乾くので、家に帰っても家の中が水浸しになることはありません。

5.足には注意が必要

セメント、砂、石などの表面は夏場非常に熱くなります。人間は靴を履いているので気が付きにくいですが、犬の足はむき出しですですから熱いアスファルトで足の裏を火傷をしてしまいます。一番暑い時間帯のお散歩は避けましょう。

6.与える食事の量を減らす

暑い時は、冬のようにガツガツとごはんを食べることはないでしょう。夏場は食べ方の変化や消化に問題がないかなど注意しましょう。獣医に確認してからであれば食事の量を減らしたり、水分も同時に接種できるよう餌を牛乳や水で浸すのもいいしょう。

あなたも夏場のペットの健康管理は重要だということをもう一度思い出してみてください!


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。