犬の結膜炎:症状や原因、治療法は?

2019年1月27日
犬の目が膨れ上がっているなら、それは結膜炎かもしれません。この感染症を防ぐためには日頃の健康管理と衛生状態がカギになります。

結膜炎は英語でピンクアイとも呼ばれており、人間でも犬でも痛みや不快感を伴う病気です。放っておくと感染が広がり失明するリスクもありますので、今日はその症状や原因をしっかりと理解していきましょう。

犬の結膜炎における原因と症状

結膜炎は犬だけでなく猫にも起こりうる病気です。これは白目やまぶたの裏側を覆っている結膜の炎症で、目が乾燥していたり、自己免疫性皮膚疾患を持っている動物なら誰でも発症し得ます。

 

犬の場合、ウイルスやバクテリア、時には単なるアレルギー反応が原因で発症することもあります。一度発症すると以下のような症状が発現しますので、お家でもすぐに結膜炎を疑うことが出来ます。

  • 痙攣したように瞬きする
  • 過度に赤みがかった涙目になる
  • 目からの分泌物。色は透明かもしれませんが、粘液や膿が含まれています
  • 結膜内の体液が増加し、腫れる
  • 結膜内にリンパ濾胞が出来る。濾胞とは目の細胞が感染・負傷した際にできる小さく半透明な袋のことです。ちなみに、これは全ての結膜炎で起こる症状ではなく、濾胞性結膜炎などの特定の場合のみです
  • 光に敏感になる。もし愛犬が日光避けているようなら、目に何らかの感染症が起こっている可能性を考慮しましょう。
目の診察を受ける犬

上記のような症状が見られたら、すぐに動物病院に行ってちゃんと診察してもらいましょう。おそらく「蛍光眼底造影」という蛍光物を目に注射する方法で、潰瘍等の異常がないかをチェックしてくれるでしょう。

犬の結膜炎の種類

症状や治療法は、愛犬がどんな類の結膜炎を患っているかによって変わってきます。中でも最もよくある結膜炎として、以下のような種類が挙げられるでしょう

  • 感染性結膜炎:これはさらにウイルス性かバクテリア性に分けられますが、どちらも伝染病です。ちゃんと診察してもらわないと詳しくは分かりませんが、もし愛犬に風邪や呼吸器感染の症状が見られ、サラサラの水分が目から分泌されていたらウイルス性、その水分がドロドロならバクテリア性の可能性があります。
  • 自己免疫性結膜炎:これはアレルギー性か濾胞性かに分かれます。前者は花粉症などが原因の場合が多く、後者はそれ以外の感染源となります。
  • 新生児結膜炎:これは通常ウイルス性、もしくはバクテリア性結膜炎に伴って発生します。
顎を乗せる犬

他にも眼に腫瘍が出来ていたり、緑内障や潰瘍性角膜炎が原因となる場合もあり、その原因は様々です。

また涙腺の詰まりも結膜炎の原因となり得ます。もしこれが原因なら手術が必要となるかもしれません。

治療と予防

犬の結膜炎を予防するカギは日頃の衛生状態にあります。常にワンちゃんの目周りを綺麗に保つよう心がけましょう。

犬の目 犬 結膜炎 猫

犬によっては、眼に毛が入らないように気をつけてあげないといけないかもしれません。犬の毛はすぐに色々な細菌を引っ付けてしまうので、これが感染症のリスクを高めてしまうのです。また治療に関しても同じことが言えます。つまり、結膜炎を引き起こした元凶を無くさないといけませんので、犬の目の周りを綺麗にして、目からの分泌物も拭き取ってあげましょう

もし獣医師さんが目薬を処方してくれたら、当然それは使わないといけませんが、くれぐれも自己診断で市販の物を使ったりはしないようにしましょう。市販の目薬の中には、コルチロイドが含まれているものもあり、結膜炎の種類によってはむしろそれで病状が悪化してしまうかもしれないのです。