ハエウジ症の原因と治療法について

2019年2月7日
ウジが脳など大事な器官に達すると、それが犬にとって致命的になることもあります。この病気にかかると、発熱、痛み、下痢、食欲不振、腫れ、かゆみなどの症状が現れるので変だと思ったら病院に連れていってあげましょう。

体の表面にできた傷はハエが卵を産みウジがわくのに絶好の環境です。

ハエウジ症は毎年何千匹もの犬がかかる病気で、犬だけでなく見ている私たちにとっても非常に不快な症状です。今回はこの病気の原因、症状、治療方法についてご紹介します。ハエウジ症になる前に、この病気について知り、もし病気にかかってもすぐ対処できるように準備しておきましょう。

ハエウジ症とは?

ハエウジ症とはハエの幼虫であるウジが犬や猫などのペットに寄生する病気です。皮膚にできた傷口や炎症部分などにハエが卵を産んで、その結果ウジが寄生するようになります。ウジは動物の皮膚組織を食べ、肌を傷つける酵素を作り出すのです。

 

ウジが発生すると患部は乾燥しにくくなり、なかなか治癒することができません。やがて皮膚全体にまで広がるようになり、ほとんどのケースで痛みを感じるようになります。

ウジは一般的に寄生している動物の皮膚を食べますが、傷を通して体に入り生命に関わる臓器に影響を与えることもあります。

ハエウジ症の原因

皮膚組織に卵を産みつけられるような傷ついた皮膚がハエウジ症の発生しやすい場所です。ハエは常に近くに潜んでいて、傷口を見つけるや否や卵を産みつけるでしょう。

ハエウジ症 犬

過度に舐めたり、引っかいたり、喧嘩したりなど、傷ができる原因は様々です。犬が舐めることができるエリアは、自分自身で卵を取り除くことができますが、届かない場所は、ハエウジ症になる可能性があります。

はじめのうちはウジはとても小さいです。けれど動物の皮膚組織を食べながらウジは成長し傷はすぐに悪化するでしょう。

傷が大きくなって目に見えるようになると、他のハエが卵をその上に見つける可能性もあります。そしてどんどん被害が広がっていきます。体に入ったウジが脳や身体の重要な器官に達すると犬は命を落とすことさえあります。

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老犬によく見られる病気

ハエウジ症の症状

  • 痛み
  • 下痢
  • 食欲不振
  • 腫れ
  • 潰瘍
  • かゆみとかき傷

毎日ペットの皮膚をチェックしてください。そうすれば卵や幼虫の有無を確認できます。犬の背中、耳、そして犬が自分で舐めることができない場所を特に念入りに検査してください。早期に発見ができれば、傷が広がる前に対処することができます。

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ハエウジ症の診断と治療

診断方法としてはウジの有無を確認する表面検査が有効です。獣医へ行くと、見た目だけでなく他に悪いところがないか検査してしてくれるでしょう。

治療するためには傷口をきれいにする必要があります。治療を始める前に、非常に強い痛みを感じ犬が噛み付く恐れがあるので、犬に口輪をはめることをおすすめします。

ハエウジ症 犬

まず初めに慎重にハサミで傷口の周りの毛を切ってください。毛を刈ることで、傷口の消毒が簡単になります。ウジが出て来やすいように、スプレーの使用を獣医は勧めています。

スプレーしたら、ピンセットでウジを1匹ずつ取り出します。全て取り除いたら、べタジンまたは他の薬で傷口を消毒し、処方された抗生物質で痛みを和らげてあげてください。

犬が傷を舐めたり傷つけないように、幹部を包帯で巻いてあげると良いでしょう。もしくは、エリザベスカラーを使うのも効果的です。

自分で治療するのが難しい場合は、獣医に連れて行ってください。全ての治療を獣医がしてくれるので、あとは処方された抗生物質を飲ませるだけで良いでしょう。