健康に悪い?犬に危険な食べものとは

犬に人間の食べものをあげてはいけません。これに尽きます。犬が間違って口にしてしまう食べ物もあるかもしれませんが、次のようなものは絶対に犬が届かないところに置いておきましょう。
健康に悪い?犬に危険な食べものとは

最後の更新: 20 5月, 2018

犬には毒性のある食べもの

今回は、犬の健康に深刻な被害を及ぼす可能性がある食べもののリストをご紹介します。そして、犬に絶対に与えてはいけない食べものを知っておくことは、責任のある飼い主としての義務なのです。

  • チョコレート
  • 玉ねぎ、ニンニク
  • アルコール
  • 砂糖、あめ、ガム
  • 柑橘類、その他の硬い種をもつ果物
  • 牛乳

チョコレート

犬にとって毒性のある食べもので一番知られているのはチョコレートかもしれません。人間には高く評価されているチョコレートですが、チョコレートにはテオブロミンが含まれており、特に子犬には強い毒性があります。

チョコレート

玉ねぎ、ニンニク

玉ねぎとニンニクは人間の飲むシチューにはだいたい入っているため、食べ残しをペットにあげるのはよくないと多くの獣医は言います。玉ねぎやニンニクは貧血や呼吸器系の問題を引き起こす可能性があり危険です。

アルコール

アルコールは人間にとっても有害です。アルコールは犬の臓器に致死的な結果をもたらすことがあるため、絶対にあげてはいけません。

犬は骨をかじっているイメージが強いですが、実は骨は犬にとってとても有害なのです。骨には窒息や消化不良のリスクがあり、特に針のようにバラバラになりやすい鶏の骨は刺し傷になりやすいのです。

ご褒美として骨をあげる場合は、近所のペットストアで骨の形をした栄養価の高い既成のものについて聞いてみましょう。ピッタリのものが見つかるはずです。

骨をくわえる子犬

砂糖、あめ、ガム

特に加工された飴など、犬が砂糖を摂取しないように細心の注意を払いましょう。犬に糖分を与えることで糖尿病や失明などのリスクが出てきます。また、ガムにはキシリトールが含まれているため、ガムを食べてしまった場合、リスクは更に高まります。

柑橘類、硬い種のある果物

柑橘類は一般的に犬にとって毒性があり、オレンジやレモンはソラレンを含んでいるため特に毒性が強いのです。実際、犬も酸性が強いため、これらのフツールはあまり食べようとはしません。

硬い種のあるフルーツに関しては、特にメロンとアプリコットに注意する必要があります。 窒息のリスクの他にも、これらのフルーツにはシアンが含まれているからです。

牛乳

成人としてラクトース(乳糖)を分解できるのは人間だけです。牛乳を飲むにはラクトースを分解する酵素が必要ですが、犬にはその酵素がないためラクトース製品は犬に与えてはいけません。

犬に与えてはいけない食べもののリストはまだまだ続きます。だからこそ責任のある飼い主としてまずやるべきことは、犬にとって適切な食べものについて獣医に相談することです。犬には犬用に作られたペットフードを与えましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。