犬の早食いを防ぐ方法

犬の早食いを防ぐ方法

最後の更新: 11 7月, 2018

一般的に犬は食べ過ぎてしまいます。そして、食べ過ぎると悪影響を及ぼすことがあるのです。消化が悪くなり胃腸の調子が悪くなるなど恐れがあり、悪習慣を直されなければ事態はさらに悪化する可能性があります。では、犬の早食いを防ぐためにはどうしたらいいでしょうか?

地面に餌の入ったボールを置いたり、食べ物がパッケージからこぼれ落ちると、犬は食べたくて仕方ない衝動に駆られます。

餌をすごい勢いで食べ始め、食べ物を飲み込みます(噛む事なく)。食べ物が熱い場合は、食べている最中に火傷することさえあります。わずか数秒で皿は空っぽになると、犬はさらに食べ物をが欲しいと要求してきます。

もしこの状況が愛犬と似ていたら、ぜひ今回の記事を読んでみてください。犬の早食いを防ぐ方法をご紹介します。これを読んですぐにこの問題を解決しましょう!

犬の早食いを防ぐ事は可能ですか?

犬の食事の時間は非常に慌ただしい場合がほとんどです。

ほとんどの犬が噛まずに餌を早食いしてしまいます。この古典的な習慣は、犬の生存本能に関連しています。オオカミの従兄弟のような関係である犬は、他の群れに餌を取られないように、ガツガツと食べ物を食べます。

早く食べることによって、犬は十分な食べ物が得られ、ラッキーだと考えます。他の動物が来て食べ物を奪う前に、十分な食料を摂取できるようにしています。早食いの理由は非常にシンプルなものなのです。

もちろん、これは私たち人間には理解できません。なぜなら私たちは常にペットに十分な毎日の食物を提供しているからです。しかし犬にとってはそれは関係ないようです。犬は餌の皿に飛びつき続け、餌をガツガツと食べます。

犬が早く食べることを防ぐのは非常に重要です。急いで、噛むことなく飲み込んで食べ続けると、健康上の問題を引き起こす可能性があります。他に考えられる早食いによる悪影響は、ペットが空気を飲み込んでしまうということです。これは、胃腸の問題に加えてガスを発生させます。ゲップやおならは胃腸の不調や消化不良のサインです。

また、ドッグフードの代わりに、日常的に骨を食べたり人間の食事を食べたりしていると、さらにリスクが高まる恐れがあります。骨の破片が犬の食道及び他の器官を突き刺すことがあるからです。早食いの癖を直さないと、窒息のリスクが大幅に増加します。

骨を噛む犬

そして最後に、早食いで最も危険なのは胃腸のねじれ(鼓腸症、腸捻転)です。適切な時間内に治療されないと死に至る場合もあります。腸捻転は過剰な体重や、胃が文字通り筋肉や腱から分離したときに発生します。

犬の胃拡張、腸捻転の症状は次の通りです。

・腫れたお腹

・弱々しい

・ほとんど動かない

・前かがみになって歩く

・吐き気

・痛み

もし愛犬にこれらの兆候が見られるならば、すぐに獣医に連れて行って適切な治療を受けることが非常に大切です。(場合によっては外科的手術が必要な場合もあります)。愛犬の命を救いたいなら、これらの警告サインを決して見逃さないでください。

早食いを防ぐためのアドバイス

愛犬が食事の時間になると頭がそのことでいっぱいになって、餌に飛びつき食べ物を十分に噛んでいないようであれば、次のアドバイスを参考にしてください。

1.皿を裏返しにする。餌の入ったの底は上よりも小さいです。そして奇妙な形なので食べ物を見つけたり、食べるためには、余計に努力しなければなりません。他のコンパートメントに餌を移動させる特別な皿を購入するのもひとつの方法です。カップケーキのベーキングトレイに食べ物を入れるのも効果的です。食べ物を探させてゆっくり食べさせるために、大きな石をボールの真ん中に入れるのもよいでしょう。

2.食べ物と一緒におもちゃを与える。ペットショップには特別なおもちゃをが売っています。犬がおもちゃを噛むと食べ物はこぼれ落ちます。これらのおもちゃは犬の狩猟の本能を引き出すために、また楽しく食べさせるためにも素晴らしい道具です。

3.餌の量を制限する。愛犬に大量の食事を与えているなら、例えば半分の量は朝に与え、残りをディナーに回してください。犬の早食いを防ぐものではありませんが、少なくとも腸捻転の可能性を低くします。ペットが太りすぎないようにするためにも良い方法です。1日に2回食べると、食物を消化するためにカロリーを燃焼します。

その他のアドバイス

・量を少なくして小さな皿を使う。餌を何回かに分け、与えます。最初のポーションを皿に入れ、犬が食べ終わったら、数分後に分けた餌を与えます。そしてまたそれを食べ終えたら、さらに数分後に小分けにした餌をあげます。そうやって1日に食べる量を小分けにして与え続けてください。この方法では犬が食べる間、付きっきりで観察する必要があります。

・皿の位置を上にする。ベンチやトレイ、サイドテーブルの上に皿を置くのも犬がゆっくり食べるためのテクニックです。上に皿を置くことによって犬のは上のほうに行くので、空気をより簡単に追い出すことができます。

・食べ物を小分けにして異なる場所に置く。楽しいだけでなく早食いを防ぐことができます。数個のお皿をそれぞれ違った場所に置くと犬は自分で餌を探さなければなりません。最初の皿の餌を食べ終わってから、次の餌を見つけるまでに時間がかかり早食いを防ぐことができます。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。