どんな骨なら犬にあげても大丈夫?

骨にも砕けやすい種類があり、愛犬が飲み込んでしまうことで喉や胃腸に刺さってしまうこともあり得ます。そして、これは最悪の場合死に至らしめます。しかし、逆にかじっても問題ない骨を与えると、愛犬はそこから栄養をたっぷり摂れるだけでなく、新たな喜びを得ることもできます。
どんな骨なら犬にあげても大丈夫?

最後の更新: 07 7月, 2018

犬に骨をあげても良いかという議論は、どうも平行線を辿っているようです。一方では、骨を噛むのは歯の健康に良く、しかも犬も大好き、そして骨髄の中にある栄養素が、犬の健康にとても良いと考える人たちがいます。他方では、骨を与えるとペットを死に至らしめるという人さえいます。一体何が真実なのでしょうか?どんな骨をあげたら良いのでしょうか?そもそも骨をあげるのは良いことなのでしょうか、悪いことなのでしょうか?

犬に骨をあげても大丈夫?

さっきも言った通り、これに関しての専門家の意見は交錯してます。しかし、骨与えても良い派の意見は、犬の遺伝子的な論理を根拠としています。つまり、犬というのは骨に食らいつくオオカミの子孫であるので、だったら犬も良いのではないかということです。

狼は獲物を完全に平らげることで知られていおり、皮膚まで食べつくすこともあります。その点、骨は美味しいのか知りませんが、デザートのようなものなのでしょう。つまりこの因果関係に基づいて、犬も骨を食べられると主張するわけです。

寝転がって骨をかじる犬

それでは、骨を「食べ物」として与えてはいけない派の主張を見てみましょう。

  • 狼と犬には多くの類似点がありますが、犬は人間に飼い慣らされる形で進化してきたということは見過ごせません。したがって、食べ物を選りすぐりしない野生の犬と家庭用の犬には相違点があるのです。なので、その食習慣も違うはずです。
  • 狼だって骨を食べると、体の中にダメージを受けますただ、私たちがそれを確認できないだけなのです。専門家は、骨を食べることによって窒息状態に陥ったり、内臓に穴が開いたりするなどの致命傷を負い、死に至らしめることもあると主張しています。
骨をくわえている犬

では、つまるところ愛犬に骨を与えるべきなのでしょうか?これは、あなたが決めることでしょう。

どんな骨なら犬にあげられる?

これは骨を愛犬に骨を与えた時の反応を見た限りの「仮説」ですが、明らかに犬は骨を食べるのが好きそうです。もしあなたの愛犬も好きそうなら、ご褒美としてあげるかどうかは、あなたの意思で決めてください。しかしここで大事になるのは、「どんな骨を愛犬にあげるべきか」という問題です。これには私たちがお答えしましょう!

アヒルの首の骨

アヒルの首の骨は栄養価が非常に高く、また愛犬にも安全なのでかなりオススメです。というのも、アヒルの首の骨は軟骨で、しかも脊髄にたくさんの栄養が詰まっているのです。でも、鶏や七面鳥はまた別なので、間違わないようにしましょう。

牛の骨

牛の骨の中にも、愛犬の健康に良いものがあります。例えば、太ももや膝の部分にはたくさんの軟骨があり、中に少しだけ肉が残っている点も愛犬の心をくすぐります。ご褒美として与えてみたらどうでしょう?この他にも、豚の膝骨などもOKです。

骨の断面図

鶏の骨

鶏の骨は細かくて砕けやすい為、もう少し気をつけなければなりません。ですので、こういう類の骨を愛犬に与える前には、獣医師に相談した方が良いでしょう。そこでもし与えるとなれば、胃腸に刺さらないように、尖っていない大きめの骨を与えましょう。

子羊の骨

鶏の骨と同じように、やはり子羊の骨も大きくて、問題にならなそうなものが良いでしょう。そして、もし愛犬に与えるのであれば、絶対に未調理の生のものをあげるよう心がけてください。また、飲み込めないぐらいの大きさの骨をあげるようにし、かじっている愛犬からは目を逸らさないようにしましょう。愛犬は喜ぶこと間違いなしです!


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。