愛犬が暴食しがち?犬の過食を抑えるコツ
7つの大罪の内、強欲と暴食の2つは私たちのペットにも当てはまる罪かもしれません。もしあなたの愛犬が、手に届くもの全てを飲み込んでしまう程の大食漢で、もはや止めることが出来ないのであれば気をつけてください。もちろん食べることは本能なので、彼らを責めることはできませんが、あなたの愛犬も病気になってしまうかもしれません!適切な食習慣を身につけている犬こそが、健康で強い犬だということを覚えておきましょう。この記事は、どうすればあなたの愛犬を暴食から守ることができるのか一緒に見ていきましょう。
愛犬が大食漢なのですが、一体なぜ?
食べても食べても食欲が満たされない、常に目の前には食べ物があってほしい。そんなワンちゃんもいらっしゃいます。飼い主たちがご飯を食べているときも、どこからともなく現れて食卓からご飯が落ちてこないか待っていたり、飼い主が食べている食事を恵んでもらおうとおねだりしたり泣いたりする場合もあります。
獣医師さん曰く、犬の食欲旺盛さは生まれつきでは無く、そういう風に育ってきたことが原因だそうです。つまり子犬の頃からの育て方が、一生に渡ってその犬の習性を決めるとも言えます。主に、家族の誰かが愛犬を甘やかして、決められた時間外でご飯をあげたり、おかわりをさせているのが原因となってます。
さらに、もしワンちゃんが十分に遊びまわったり散歩したりしていないと、運動不足となり、代わりにご飯から満足感を得ようとします。しかもワンちゃんはあなたが決められたルールに従って食事をするという事情も理解できません。
また、、暴飲暴食を誘引する病気から愛犬を守る為に獣医師にも相談するのも忘れないでください。一般的に挙げらる病気には真性糖尿病とホルモンの変化などがあります。
愛犬が暴食してる、しかも早食い。
また、動物たちが息継ぎも忘れて食べ物を飲み込んでしまうのも問題で、これは本当に健康に悪い癖なのです。そもそも噛まずに飲み込むように食べるのは、祖先や親類であるオオカミから受け継いできた野生の本能です。しかし、これは腸機能に障害をもたらす危険性があります。
早く食べようとすればするほど、噛む回数は減っていきます。するとドッグフードや肉類の骨が彼らの喉に詰まってむせてしまうのです。また、飲み込む際には空気も一緒に飲み込んでいるので、ゲップやおならといった胃の問題にも繋がります。
しかし噛まずに飲み込む事の最大のリスクは、疑いようも無く胃捻転です。この胃捻転と言う病気は、発症したらすぐに治療を行わねば直ちに死に至りかねない大変なものです。実際に、致死率も非常に高く、症状としては腫腸症、猫背で歩くようになる、無気力、とにかく吐こうとするといったことが挙げられます。
愛犬に早食いや大食いをやめさせる為のコツ
掃除機の様に食べ物を吸い込んでいくワンちゃんはそこら中にいます。そういう時は大食いになってしまわないように、以下のコツを参考にしてみて下さい。
複数回に分けてちょっとずつ与える
一気にたくさんの食べ物を与えるのではなく、2回に分けて少しずつ与えるのがオススメです。こうする事で消化にも良く、また空腹状態が長く続く事も避けられます。そして空腹感を感じにくいと言うことは、つまり食事の時間にがっつかないというワケです。
お皿を逆さにする
決してマジックではありませんよ。お皿を逆さにすると、ワンちゃんは食べ物を得るために一工夫しなくてはいけません。他にも、もっと頭を使わなきゃいけないゲームも発売されており、これを使うとワンちゃんの満足感も倍増です。
オモチャを使う
専門店に行けば、中にドッグフードや自家製の食事を入れられる特殊なゴム製のおもちゃが売られています。これを使えば、犬はそのおもちゃの中の食べ物を探し求め、狩りの本能を刺激しながら食事することができます。しかし、誤っておもちゃごと飲み込んでしまわないよう注意してください。
最後に、もしあなたが複数の犬を飼っているならば、別々に食事を与える事をオススメします。他の犬と食事すると、犬たちはストレスを感じて、早くご飯を食べ切らなきゃと思ってしまうのです。つまり他の動物が近くにいると、攻撃されたり脅されたりする恐れがあるのでより早く平らげようとするわけです。ですので、別々に食事を与える事で食べ過ぎの解消にも繋がります。