ジーっと飼い主を見つめてくる犬の気持ち
家で何かをしていたりソファーでくつろいでいたりすると、突然、目の前に現れるのです。そう、それは愛しいワンコ。何かを訴えているのでしょうか。ジーっと見つめられることってありますよね。このとき犬は一体何を考えているのでしょうか。
これは誰もが思うことでしょう。愛犬のことはしっかりと分かっていますし、何かされるわけでもないことも分かっている。癖なども知り尽くしているはずなのに、突如感じる犬からの眼差し。何?とあれこれ想像を膨らませてしまいますね。
もちろんワンちゃんたちは人間のように合理的な考え方をしているわけではありません。しかし、飼い主に向けられるその眼差しにはしっかりとした意図があるのです。それでは、愛犬が飼い主を見つめているときどんなことを伝えようとしているのか、みていきましょう。
なぜ見つめる?
ワンちゃんが飼い主を見つめるのには5つの理由があります。
注目してほしい
日中忙しく動き回っているときはワンちゃんのことを見る機会も減ります。そして、ワンちゃんはそれに気が付いているのです。それを訴えるために何をするかというと、ジーっと見つめるのです。飼い主に注目してほしいのです。ここにいるよ、もっと愛情をちょうだい、と訴えているのです。遊ばなくてもいいのです。ただ単に撫でてもらいたいのです。
こういうときはワンちゃんの求めるようにしてあげましょう。そうすることで、ワンちゃんはリラックスし、また何かが起きるまでは見つめることもなくなります。
何かがほしい
ワンちゃんが人間の言葉を話せたらいいですよね。でも、残念なことにそれはできません。ワンちゃんは伝えたいことをジェスチャーやボディーランゲージを通して表現してきます。愛犬ですから、時間帯や今までの経験からそのときにワンちゃんが欲しいものは大体想像がつくはずです。
もしかしたらもう少しお水が欲しいのかもしれませんし、テラスへ出たいからドアを開けて欲しいのかもしれません。なかにはお水のボウルを動かし音や動きを使って欲しいことを飼い主に教えてくれるワンちゃんもいます。
命令を待っている
何日も連続してワンちゃんに「待て」や「おすわり」など命令していたのに、突然止めませんでしたか?ワンちゃんは新たな指示をあなたから待っているのかもしれません。
これは新しいしつけや芸を教えているときにも起きます。ワンちゃんは飼い主との主従関係を理解していて、新しい命令を待っているのです。
不安
飼い主から何を求められているのかが分からないと、不安になるワンちゃんもいます。何かヒントをくれるかも!と期待しながらこちらをジーっと見つめてくるのです。
大好きな飼い主からのメッセージはどんなに小さなものでも見落としたくないので、細心の注意を払っているのです。ワンちゃんは本当に忠実で高貴な動物ですね。
敵意
敵意があるときのワンちゃんの眼差しは忘れないようにしてください。ワンちゃんは目よりボディーランゲージで言いたいことを伝えてきます。だからこそ、見つめられても特に気にしないのではなく、まずは犬のボディーランゲージにしっかりと注目しましょう。
もちろん愛のことはしっかりと理解していることでしょう。そして、飼い主に敵意を抱くことはないとは思います。しかし、ワンちゃんは飼い主にも攻撃的になってしまう病気にかかってしまうこともあるのです。
犬種によっては統合失調症になりやすいワンちゃんもいます。そして、飼い主を攻撃してしまうことも多々あります。もちろん全てのワンちゃんがそうなるわけではありませんが、ヒヤッとする場面がないか注意しておきましょう。
時にどぎまぎさえしてしまう愛犬からの眼差しに隠された意図をご紹介してきました。見つめられたら飼い主はどうしたらいいのでしょうか?何をしてもワンちゃんは見つめてきます。だからといってワンちゃんの訴えを無視してはいけません。
愛情たっぷりに接し、ワンちゃんの求めるものを与えてあげましょう。外に出たい、運動したい、注目してほしいなど、何を訴えているのか気に掛けてあげてください。
ワンちゃんを理解するのは決して難しいことではありません。この記事で愛犬の深いが少しでも深まりましたでしょうか。