犬の自立心を養う訓練方法

2018年11月25日
犬の訓練にあたり、根本的な問題の一つは、犬に対しての飼い主の態度です。

従順で落ち着いていながらも、社会的で適応力のある犬にしつけたいと訓練をする人は多いでしょう。決まった場所でトイレをする、「おすわり」「待て」などを教えるといったことは、そう難しくはありません。しかし、犬の自立心を養うためにしつけを行う飼い主はどのぐらいいるものなのでしょうか。

まず、犬のしつけはその子の性格に合わせて行う必要があります。しかし、犬の自立心を養うための一般的なテクニックやアプローチは存在します。また、このような方法はなかなか言うことを聞かない犬にも有効です。本記事では慎重に練られた訓練計画に沿って、自立心を養うのに効果的なヒントをいくつかご紹介します。

 

社会化は基礎

犬の社会化は子犬の頃から始まります。正確には、生後1ヶ月半~4ヶ月以内に始めるのが理想的です。この時期はトレーニングと習慣に重点を置き、訓練中は厳しすぎず、甘やかしすぎずというスタンスでいましょう。

犬の訓練

この期間中、飼い主は犬が怪我をしないよう細心の注意を払い、犬は自分の身の安全を常に感じられる環境にいる必要があります。交通事故や虐待といったことは成犬になってからの性格に大きく影響します。

この学習段階では、「訓練は楽しいこと」と認識するように、その子が安心できる環境作りをしましょう。

合わせて読みたい:子犬に良い刺激を!子犬の社会化期が全てを決める?

 

従来の訓練の問題点

一番古い訓練法では、犬が成犬になるまで訓練は控えるようにと言われていました。しかし、現在の専門家は子犬からの訓練の必要性を主張しています。

飼い主の支配性とペットに対しての厳しいコントロールに基づいた古い訓練法は、現在、問題になっています。対照的に、新しい訓練法は許容性と外的状況に対する許容性を重視しています。

また、オーソドックスで、過度に制限的な訓練法に慣れてしまった飼い主もいます。このような訓練を受けた犬は、明らかに罰の恐怖から従順で従属的になります。このような方法で訓練を受けた犬は、決して自立心を持たない犬になるでしょう。

 

ボスが誰か、主従関係をはっきりさせる

犬の訓練にあたり、根本的な問題の一つは、犬に対しての飼い主の態度です。攻撃的で怒りっぽい飼い主もいれば、恐怖心を犬に押し付ける人もいます。犬が従わないと必死になってしまう人もいます。

これだけでなく、もともと従順でない犬種もあります。よく知られている犬種では、バセット・ハウンド、シーズー、チャウ・チャウ、バセンジー、ブルドッグなどです。このような犬種はなぜしつけるのが難しいのでしょうか。答えは簡単です。他の犬種に比べて自立心の強い犬だからです。

こちらの記事もどうぞ:首輪の色で犬の性格が分かる?

 

賢い犬は訓練が難しい

一般的に、才能にあふれる犬は癖のある性格をしています。行動を変えようとすると抵抗してくる犬もいます。実際には、このような犬は何が起きているのかしっかりと理解していて、飼い主が何を求めているかも分かっているのです。小さな変化も見逃さない賢い犬であるからこそ、より従順な(そして人懐っこい)犬よりも自分を変える事に対して拒否的なのです。

そのような場合、訓練に明確な最終目的を設定し、賢く実行する必要があります。ゲーム、ご褒美、コミュニケーション、そして忍耐力を飼い主が巧みに使うことができれば非常に効果的です。

犬の訓練2 自立心

自立心の強い犬:鍵は諦めないこと

賢い犬をしつける際、諦めることは暴力や罰を使ってしつけるのと同じぐらい避けたいことです。生きていく上で必要なことを教えているのに抵抗しても、諦めて次のことに移ってはいけません。これでは犬は自分が勝ったと思い込み、リーダーの座を犬に譲ってしまうことになります。

一貫性は重要なだけでなく、必須です。どんな訓練でも事前に、犬に何を教えたいのか、そしてなぜそれを教えたいのかをしっかりと考えることが必要です。その後にその挑戦を受け入れ、忍耐強く教えるのです。

犬は飼い主を模範として生きる賢い動物です。その行動や性格からは想像できないほど賢いのです。しつけが上手くいっていない時は、教える内容ではなく方法を変えてみましょう。

幸い、継続的に強化された長期のトレーニングを犬は決して忘れることはありません。叩かれて訓練された犬は恐怖心から指示に従いますが、しっかりとした個性のある、訓練された幸せな犬は、人間と同等の知性を持っていると言われています。