安楽死させられる前に助かった犬:その方法を学ぶ

飼い主であれば、私たちはみんなペットの健康を心配するでしょう。幸いなことに、たとえどんなに深刻なケースになっても希望はあります。
安楽死させられる前に助かった犬:その方法を学ぶ

最後の更新: 15 5月, 2018

ペットを初めて家に連れて帰った後、その子は私たちにすぐ慣れ、反対に私たちもその子の存在にすぐ慣れます。そして他の家族と同じ様にペットは家族の一員となります。動物が大好きな人にとって、友が苦しんでいるのを防ぐために死を選ぶということ以上に辛いことなどありません。ですから今日は安楽死させられる寸前で助けられたコリーのストーリーを紹介します。

これはごくたまに起こる奇跡ですが、それでも事実です。牧羊犬のオリ―の話をします。どうして安楽死させらることになったのでしょう?そして、彼はどうやって助けられたのでしょうか?

安楽死させられなければいけなかったオリ―

オリ―は10歳で、飼い主のアルとジョリー・メテニーとアメリカのポートランドに住んでいました。

全ての犬のように、オリ―は毎日が楽しく、公園に行ったり、飼い主と遊んで走り回ったり、飛び回るのが大好きでした。そして飼い主が必ず一緒に連れて行ってくれる遠足をこよなく愛していました。結局のところ、オリ―はごく普通の、幸せな、とても幸せな犬でした。

ある日、いつものように、飼い主は車に荷物を詰めてオリ―は名前を呼ばれるのを待っていました。名前を呼ばれると彼は思いました―「やった!遠足に行くんだ!」彼らは自然に溢れる、オリ―の大好きなオレゴンに向かっていました。

遠足の後…

オリ―と家族は遠足での時間をめいっぱい楽しみましたが、帰り道の途中から悪夢は始まりました。急に犬は動けなくなってきてしまったのです。最初は、身体がこわばっているのは長く歩いたからかと思いましたが、犬は健康状態もばっちりで、その可能性はありませんでした。

最初は歩くのにちょっと手こずるだけでした。しかしちょっとずつ事態は悪化してきました。ご飯を食べるのも一苦労。日に日に歩くのも難しくなっていきました。そして食べる量も少なくなり、食べるのにもっと苦労していました。飼い主は遅らせるのもよくないと思い、すぐに獣医に診てもらうべきだと考えました。

尿検査や血液検査、そしてその他の検査もしました。けれど、結果は悔しいものでした。何も見つからなかったのに、オリ―の健康状態は悪化していくばかりでした。もう動くこともトイレに行くこともできなくなり、食べることをやめてしまいました。

メテニー家が獣医の所に戻った時、彼らはもう確信していました―安楽死させなければならないということを。オリ―も、そして家族もずっと苦しんでいました―それがベストな決断だったのです。

家族は胸が張り裂けるようなニュースを覚えていて、その時はもう慰めようもありませんでしたが、それがみんなにとって一番良かったのです。

安楽死させる運命の日がやってきた

スコティッシュテリー

もう諦めていたオリ―の家族は、もうかわいいペットを二度と見れないという事実を受け入れようとしながら動物病院へ行きました。医療チームは皆準備ができていました。その光景はとても悲しく、家族は泣き、看護師たちも涙を堪え切れませんでした。

安楽死させる直前、看護師の一人がオリ―にさよならを言いながら撫でていると、犬の耳の後ろに何か不思議なものを見つけました―腫れ物です。

よく見ると耳の周りに血痕がついていました―正体はダニだったのです!血痕によって寄生虫がオリ―の体に長いこと居座って血を吸い、神経系統にダメージを与えていたということが明らかになりました。

獣医たちは新しい解決策を家族に提案しました: ダニを取り除き、回復するかどうか三日間様子を見るというものでした。まれにですが、ダニは動物を麻痺状態にするので獣医はその可能性を無視したくはなかったのです。すると、なんということでしょう!オリ―は三日も必要ありませんでした。ダニを取り除いた後、数時間休み、夜には家に帰ることができました。

同じ日にオリ―は全回復しました。そして、外に出たがって飛び回ったり、ドアを引っ掻いたりしたのです!結局、安楽死させられる本当に直前に助かったのです!

もしペットが病気の場合、必ずくまなく診てもらって解析してもらうようお願いしましょう。このストーリーはけして他人事ではなく、あなたも、ペットの命を救うことになるかもしれません。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。