尻尾が短いワンちゃんをご紹介しましょう

· 2018年7月19日
世の中には見た目をよくする為に、ペットの尻尾をドッキングしたりする飼い主やブリーダーも居ます。しかし、一方で元々短い尻尾を生まれ持ってきたワンちゃんや、全く尻尾が無いワンちゃんも居ます。ということで今日は、尻尾が短いワンちゃんについてお話ししましょう。

尻尾が短いのはどの犬種?

生まれた時から尻尾が短いワンちゃんは、「ナチュラル・ボブテイル(Natural Bobtails)」と呼ばれたりします。以下が、そのような特徴を持ったワンちゃんたちです。

1. ボブテイル

今はオールド・イングリッシュ・シープドッグとも呼ばれているボブテイルは、その名前からわかる通り、とっても短い尻尾を持っています。イギリス原産のこの犬種は、牧羊犬や番犬として親しまれてきて、体がとても大きいのが特徴です。また毛皮がとても厚くて長く、色も白や黒、グレーなど様々です。さらに表情がとっても可愛くて、いつも幸せそうにしていて、性格もフレンドリーで愛らしいワンちゃんです。

2. イングリッシュ・ブルドッグ

イングリッシュ・ブルドッグの尻尾もとても小さく、しかもクルッと回っています。このワンちゃんは17世紀のイギリスで誕生したと言われており、英国を象徴する犬種でもあります。なお見た目はズングリしていて、顔も大きく、よだれもよく垂らしています。加えて、毛皮が短くてその色も様々です。(ストライプ柄、赤、ベージュ、白など)
フローリングに座る犬

3. ペンブローク・ウェルシュ・コーギー

数世紀前イギリスのウェールズで、コーギーとシェパードの間で生まれたとされています。小さいワンちゃんで、イギリスでは最も古い犬種の一つです。ちなみに、カナディアン・ウェルシュ・コーギーという似た名前の犬もいますが、背丈や尻尾の形は全然違っています。なお、ペンブローク・ウェルシュ・コーギーはたくましい体をしており、尻尾も短く、狐を連想させる顔つきをしています。さらに毛皮の色も様々で、赤みがかった色や、黒色、ベージュ、オレンジ色まであるのです。性格に関しては、知的で愛情深く、とても働き者ですので、子どもが居るご家庭などにもピッタリです。

4. フレンチ・ブルドッグ

コウモリみたいな耳をした小型犬、それがフレンチ・ブルドッグです。フレンチ・ブルドッグは19世紀の終わり頃に誕生しましたが、マスティフから生まれたイングリッシュ・ブルドッグとは近い親戚関係にあり、モロサスという犬のカテゴリーに属しています。このワンちゃんの尻尾はとても短くて、先端はクルンと結ばれています。また、性格も社交的で、よく遊び、フレンドリーでとっても可愛いです。忍耐力も高くて、さらに子どもたちなどを危険から守ってくれたりもします。

5. フレンチ・ポインティング・ドッグ

ブラック・フランセ(Braque Francais)とも呼ばれており、これも尻尾が短いワンちゃんですが、あまりフランス国外(特にスペインとの国境付近以外)で見かけることはありませんね。筋肉質な体を持った中型犬で、短くて茶色の鼻、そして濃い色の瞳が特徴です。なお、フレンチ・ポインティング・ドッグの毛皮は短くて、白と茶色の斑点模様がありとっても綺麗です。また、子どもや他の動物とも上手に共存していくことができます。

6. ボストン・テリア

北アメリカ発祥のこのワンちゃんは、小さくて平べったい鼻と尖った耳、そして小さい尻尾を持っています。特徴としては、抜け毛が多いことや、最低月に一度はお風呂に入れてあげないとフケに悩まされたりすることがあげられます。でも、仲間としては最高のワンちゃんで、お家の中での暮らしにもすぐに慣れてくれます。

ドッキングされた犬

短い尻尾を持って生まれてくるワンちゃんがいる一方で、中には生まれた時にすぐ尻尾をドッキング(切られる・除去される)ワンちゃんもいます。これには、様々な理由がありますが、でもほとんど場合「見た目」の為です。例えば…

1. コッカー・スパニエル

コッカー・スパニエルと一言で言っても、イングリッシュ・コッカー・スパニエルや、アメリカン・コッカー・スパニエルなどがいますが、どちらも共通してドッキングによって尻尾が短くされがちです(イングリッシュの方が主ですが)。つまり、ワンちゃんをよりバランス良くエレガントに見せるための慣習が今も受け継がれているというワケです。
お花畑で遊ぶ犬

2. ブービエ・デ・アルデンヌ

このワンちゃんは、ベルギーのドイツとフランスの国境付近で生まれました。生まれた時は割と長い尻尾を持っているのですが、その後小さくされるのが普通です。毛皮は癖っ毛が強く、色は(ほとんど)どんな色にもなり得ます。また、見た目としては小さい耳が特徴で、重さも35kgぐらいにまで大きくなります。

3. スキッパーキ

フランダースで生まれたこのワンちゃんは、ベルジアン・シェパードの親戚です。彼らもまたドッキングをされるのが常ですが、その理由はとある伝説から由来しています。伝説によれば、ブリュッセルのとある靴屋に1匹のスキッパーキが居たそうで、彼はビューティーコンテスト優勝の常連でした。しかしある日、他の参加者が間違って愛犬の尻尾を切ってしまい、試しにそのまま放っておくと、不思議なことにそれからその犬はコンテストで勝ち続けるようになったのです。このような伝説から、彼らの尻尾は生まれたすぐにドッキングされるようになったそうです。