子どもがいる家庭にもピッタリな犬

· 2018年9月4日
今日は家族向きとされる犬種をご紹介します。

もしお子さんがいらっしゃる、もしくはこれから授かる予定の方は、子どもとの相性が良い犬種をペットとして選びたいですよね。例えばもし温厚で家族向けのワンちゃんなら、小さい子どもの近くをウロウロしていてもより安心できます。

当然どんなワンちゃんだって家族にピッタリのワンちゃんとなり得ます。ただ、中でも特に家族向けだと考えられている犬もいるのです。複数の研究が発表した統計資料に基づいて、どんな犬種が子どもと上手に付き合っていきやすいかをリストにしたので是非参考にしてください。

オオカミから犬へ

何千年も前、一部のオオカミは人間と仲良くなり、一緒に焚き火の暖かさを共有するようになりました。そんな二つの異なる種族はお互いの利害が一致し、犬は狩りや番犬として人間に重宝するようになってきました。一方かつて凶暴だったオオカミは、人間の生活に適応する「家庭化」のプロセスを経て、今私たちが知るところの「犬」となったのです。

そんな進化の過程で、人間も犬の性格の違いを理解し、犬種ごとに特徴がある事を学びました。つまりブリーディングや自然交配の中で、番犬に向いているワンちゃんもいれば、家で子どもを護るのが得意なワンちゃんもいることに気が付いたのです。

子どもと散歩する犬

家庭化されたワンちゃんは、飼い主を「群れのリーダー」として認識し、家族に驚くほどの忠誠心を見せます。現にワンちゃんは数世紀にも渡って人間の子どもをお世話してきた実績もあり、過去には王室の子どもたちを護る番犬だっていたほどです。

どうして子どもたちとより上手く付き合える犬種がいるの?

子どもたちと常に完璧に付き合える犬種や、常に上手に付き合えない犬種なんて存在しません。どんな犬種のワンちゃんだって家族と上手に付き合えますし、一方でもしかしたら別の家族とは上手く付き合っていけないかもしれません。ですので「家族向けの犬」と一言でいっても、一体どんな性格のワンちゃんが自分の家族に向いているのか、という事をそれぞれ考えていかねばなりません。

そこで一番重要な問題は、子どもの好奇心や活動力にどれほどワンちゃんが適応していけるか、です。愛犬が従順で、愛情深く、学習能力が高ければ高いほど、こういった環境に上手く適応してくれます。

ちなみに、犬はサイズによって習性が変わるようなこともありませんので、愛犬のサイズはそれほど大きな問題ではありません。例えばヨークシャテリアが思いっきり吠えたら、グレートデーンでさえも怖がってしまうかもしれません。また逆に、良い性格で知られるコッカー・スパニエルも、実際に飼ってみるとそれほど家族向けでは無い、なんてこともあり得るのです。

行動と社交性

犬の習性は、50%が犬種や血筋などの遺伝的なもので、そして残り50%は経験やトレーニングで決まると言って良いでしょう。言い換えると、どんなワンちゃんでもトレーニングを行なったり社交性を身につける事は必要なのです。これは、ワンちゃんが上手にヒトと幸せに暮らしていけるかを決める大切な事です。

ということで、トレーニングのしやすさや社交性の高さは犬種を決める上で重要な要素と言えるでしょう。またエネルギー量や遊び好きかどうかも重要です。例えば毎日数時間の運動を必要とするワンちゃんを飼うなら、ずっと屋内に居させたら不快感を感じてしまうかもしれないので、家に大きい庭があったほうが良いでしょう。また中には毛づくろいをはじめとした特別なお世話が必要なワンちゃんもいます。

さてちなみに、愛犬のトレーニングや社交性を身につけさせる訓練などは生後20週間以内に行なってください。そっちの方が、より深く習慣としてワンちゃんに刻み込まれます。

最も家族向けな犬種はどれ?

以下の犬種は、科学的研究によって「お子さんがいる家庭」に最も向いている犬種だと言われています。

1. ジャーマンシェパード

ジャーマンシェパードは世界で二番目に知的な犬種とも言われており、家族に迎えるのにもピッタリです。というのも、学習が早く、トレーニングも容易で、子どもたちと遊ぶのも大好きなのです。彼らは子どもたちをまるで自分の子犬かのように大切にし、そして常に危険が無いか見張ってくれています。ジャーマンシェパードには毎日の運動は欠かせませんが、それでも中世の頃から家族向けの犬として親しまれてきた実績があります。

2. ボクサー

ボクサー犬は優しくて愛情深い性格に加え、その強さと知性、打たれ強さから子どもを護る番犬として大変優秀です。そしてなんといっても、可愛くてとっても献身的な家族になってくれるのです。一方、エネルギーに満ち溢れているため毎日の運動が欠かせませんし、中型犬ということもあり、大きめの庭があるご家庭に適していると言えます。

3. プードル

プードルは世界で最も知的な犬と言われており、色々な事を勉強します。毎日毛づくろいをしてあげたり、定期的に散髪してあげなければいけませんが、基本的にお世話も非常にしやすいワンちゃんです。プードルといっても、トイプードルからジャイアントプードルまでサイズは様々で、自分のお家のサイズに合ったプードルを選べるのも良い点ですね。性格は比較的遊び好きで、従順、そして誠実で愛くるしいワンちゃんで、泳ぐのも大好きです。でも、引きこもりにもなりやすいのでご注意を。

4. ビーグル

ビーグルは通常小型か中型ぐらいの大きさで、遊ぶのが大好きな活発的なワンちゃんです。子どもたちと遊ぶのも大好きで、例えば数時間でも一緒に遊んでいられます。ちなみに彼らにも毎日の散歩は欠かせません。

5. ラブラドール・レトリバー

ラブラドール・レトリバーも、家族向けのワンちゃんとして長らく親しまれてきました。というのも、彼らはとても知的で、愛情深く、誠実かつ辛抱強いのです。学習能力も高く、命令にも従順で、そしてエネルギーに溢れたワンちゃんです。

6. ゴールデン・レトリバー

ラブラドール・レトリバーの親戚、ゴールデン・レトリバーの登場です。ラブラドールと同様、彼らもまた知的で忠誠心が強く、そして温厚な性格をしており、命令を理解しそれに従う事を簡単にやってのけます。ラブラドールと比べると彼らの方が少し落ち着きがありますが、一方で毛並みを手入れや抜け毛の処理はラブラドールよりも頻繁に行なってあげる必要があります。

7. コリー

映画「名犬ラッシー」でも描かれる通り、コリーは知的なだけでなく従順で愉快なワンちゃんで、街部でも郊外でも生活に適応できます。もしおっきくて護ってくれそうなワンちゃんが欲しいなら、コリーで決まりです。遊んだり甘やかされたりするのが大好きな愛らしいワンちゃんですが、飼うにはそれなりのスペースや運動、定期的な毛のお手入れが必要です。子どもたちにも紳士的に向き合ってくれますので、世界的に「家族向け」ワンちゃんとして大人気です。

8. 雑種

犬種から犬を選んでしまうと、しばしば雑種犬は忘れられがちですが、雑種犬だって家族向けのワンちゃんになり得ます。雑種犬のほとんどは愛情深く、誠実で、そして高い適応力を兼ね備えています。そして家の中では、礼儀正しくて遊ぶのも大好きです。ちなみにサイズに関しては、その子の親に当たる犬によって変わりますので一概には言えませんね。

こちらを見つめる犬

ということで、子どもがいる家庭にピッタリなワンちゃんを選ぶ時のコツは、共存や愛情、従順さをいかに兼ね備えているか、だと言えるでしょう。そして、ペットに何を求めているのかや、その犬種の習性は自分の家族のライフスタイルにあっているのか、などを考えるのも大切です。仮に選んだ犬が上手く家に溶け込めなかったとしても彼らにはなんの落ち度もありません。それはただ、理想と実際のニーズが上手く噛み合わなかっただけに過ぎないのです。