グループ7の犬種:国際畜犬連盟(FCI)による犬種の分類

· 2018年11月24日
グループ7の犬種の特徴を知って、愛犬のことをもっと理解しましょう。

FCIとして国際的に知られている国際畜犬連盟(The World Canine Organization)は、各犬種の標準を設定し、犬種の形態や用途によって10のグループに分類しています。今回の記事では、ヨーロッパ大陸、イギリス、アイルランドの犬種も含む、グループ7に分類される犬についてご紹介します。

ヨーロッパ大陸のグループ7犬種

このグループに属する31種の犬はヨーロッパ以外でも有名な犬種です。主な犬種は次の通りです。

1.ジャーマン・ショートヘアード・ポインター

この犬種は、19世紀初めに狩猟犬として現れました。水陸関係なく鳥を見つけ、追い出すことが出来ます。野生のイノシシや大きな動物も勇敢に追い詰めるだけでなく、優れた嗅覚で血のにおいを追跡する能力も持っています。非常に賢い犬種のため、訓練の手間や時間がかかりません。

2.ワイマラナー

ワイマラナーもドイツ原産の猟犬です。短くコシのある被毛は湿気に強いことが特徴です。ワイマラナーは学習能力が高いため訓練が容易であり、その性格は愛情深く、従順であり、非常に優れた防衛犬でもあります。

ワイマラナーの被毛はシルバーグレーで、頭と耳周辺の色は若干薄いグレーです。その姿はまるでグレーの鹿やムースのようです。生まれた時は青い目をしていますが、成長と共にターコイズ色に変わり、成犬になると琥珀色になります。気品あふれる容姿が特徴ですが、エネルギッシュで活発な犬種でもあります。また、初対面の人には攻撃的な面を見せる場合もあるようです。ワイマラナーは分離不安が強く、家で一人で留守番をさせられるのが苦手です。

合わせて読みたい:ドイツ原産の犬の種類

 

3.ブリタニー・スパニエル

ブリタニー・スパニエルは鳥やウサギの猟犬として作り出され、セッターやポインターのような活躍を見せてくれる犬種です。その起源は定かではありませんが、元はイベリア半島で、そしてその後はフランス・ブルターニュ地方で改良が続けられたと考えられています。大きな手足でありながらも足取りは軽やかなエネルギッシュな犬種です。

毛色は白とオレンジが最も一般的ですが、あらゆるカラーの被毛を持つブリタニー・スパニエルです。学習能力の高いこの犬種は、ペットとしても最適です。しかし、健康に保つためにはしっかりとした運動が必要です。

こちらもご覧ください:最も吠えない犬種とは?

 

イギリスとアイルランドのグループ7犬種

ここでご紹介する5つの犬種は国際的にも有名な犬種です。その中でもよく知られている3種類を詳しく見ていきましょう。

ポインター グループ7

1.イングリッシュ・ポインター

この猟犬はその役割である、獲物を「ポイント(指し示す)」することから名前が付きました。その起源は17世紀にさかのぼり、ショットガンを用いる狩りに同行したと言われています。セッターを先祖にもつと考えられていますが、それがフランス、イギリス、スペインであったのかは分かっていません。

イングリッシュ・ポインターは優秀な猟犬です。研ぎ澄まされた嗅覚を持っているだけでなく、何時間も走り続け獲物を素早く嗅ぎつけることができます。病気は冠動脈疾患や聴力障害が多いため気を付けてあげましょう。また、1日1時間は運動させてあげることが必要な犬種でもあります。

2.アイリッシュ・セッター

アイリッシュ・セッターの2種類(最も一般的な「レッド」と「レッドアンドホワイト」)は簡単に見分けることが出来ます。どちらの種類も主な違いは毛色です。18世紀に有名になったアイリッシュ・セッターは、ハンターのための獲物を見つけることが主な役割でした。19世紀末にはアメリカに渡ったため、他の大陸にも広まったと言われています。グルテン不耐症(犬のセリアック病)になる場合もあるため、食事には気を付ける必要があります。

3.イングリッシュ・セッター

最初のイングリッシュ・セッターは、セッターを先祖にもち、中世フランスで生まれました。多くはイギリスに渡り、現地の雑種と交配され、今日私たちの知っているイングリッシュ・セッターになりました。

イングリッシュ・セッターは中型犬で、白と黒の模様が混じった被毛を特徴とします。(ダルメシアンのようですが、ダルメシアンよりも長い被毛です。)オレンジ色の模様がある場合もありますが、耳の毛は殆どの場合で黒いようです。非常に賢いのですが、外にいるときは気が散りやすく、訓練には手間がかかります。股関節形成異常になりやすいので注意が必要です。

以上がグループ7の犬種でした。グループ2グループ8グループ9の犬種についてはこちらでどうぞ。