ペットが毒に侵されてしまったら?

· 2018年7月26日
飼い主として、毒への対処は迅速に行なってあげましょう。

食べられるものかそうでないかを匂いで判断できるペットたちですが、残念ながら「毒に侵されてしまうこと」は少なくありません。この記事を読んでおけば、ペットの命を救うことができるかもしれませんよ。

どうすれば毒にかかっているか分かる?

犬や猫たちは庭で遊びまわっては、興味がわいた植物を噛んだり舐めたり飲み込んだりすることが多いのですが、この行為が場合によっては、命の危険に繋がってしまうことがあるのです。そのため、「花やハーブはおもちゃじゃない」ことをしっかりペットにしつけておく必要があります。これは子犬・子猫のころから教えておけると望ましいです。

また散歩に連れて行く際に、食べてはいけないもの、毒性の強いものなど食べてしまわないように飼い犬を常に見ておくことも重要です。

猫草のにおい嗅ぎ中

毒性のあるものが(ものを)、皮膚に触れる・吸引する・飲み込むことで、ペットたちは毒に侵されます。

症状は成分と取り込んだ量によって様々ですが、主なものには嘔吐・下痢・唾液過多・呼吸障害があり、また遊ぶ・食べる欲を失い精神的に落ち込んでしまうこともあります。

ペットに現れる症状を観察したり、その子がよく遊ぶ場所に生えている植物の種類を知ることが、毒に侵されているかどうかの判断に繋がります。ゲッケイジュ、クロトン、アイビー、スパティフィルム、シダ、ゴメロア、ヒヤシンス、イチジク、ユリ、ヒイラギなど、犬・猫たちに有害な植物は数多く存在するのです。

掃除用品・薬品の場所を変えたり、何かをこぼしたり撒いたりした場合、それを吸引したペットに症状が出る、などということもあるため注意が必要です。

応急処置

当然できるだけ早いタイミングで動物病院に連れて行ってあげるのが一番なのですが、応急処置であれば家ですることが可能です。しかし毒の種類によって対処の方法は変わってくるため、原因が何かを知っておくことは命を救うために重要です。

犬検診中

例えば毒を持った植物に皮膚が擦れてしまったなら、ぬるめのお湯とペットソープ(中性石鹸)で洗ってあげるだけで済みます。有害な空気を吸ってしまった場合は、キレイな空気のある場所に連れて行くもしくは少なくとも家の窓を開けると良いです。

もし毒を持った何かを飲み込んでしまったなら、吐き出させなければなりません。(悪化を防ぐため、出させる前にまず獣医に診てもらえると好ましいです。)

スプーン1杯分の食塩水を、スポイトなどを使って直接喉に流し込むという作業を2回行なったら、効果が出るのを待ちましょう。

その他の方法

腸を洗い便として排出させることで、ペットの体内から有害な成分を取り除くこともできます。それには活性炭や油入りのミルク、焼きトーストなどが利用できます。

病院に連れて行くまではなるべく安静にさせておくことが大切です。喉が渇いたときのための水を近くに置き、ベッドやクッションに寝かせておいてあげましょう。

そしてこれらの毒への一番の対処法は言わずもがな、「毒に侵させないこと」です。有害な化粧品・薬品などはペットに見つからないような場所に保管し、散歩しているときも家で遊んでいるときも、落ちているものや毒を持つ植物に干渉しないように常に注意しておくのです。

画像出典元:Atsushi HASEGAWA