助けられた動物しか販売できない街から学びましょう

· 2018年7月11日

「純潔の犬や猫」を取り扱うビジネスというのは深刻な問題で、動物の立場を危うくしています。というのも、動物を「子ども(とお金)を作る機械」としか捉えない事業者が多く、これは一種の動物虐待なのです。このような背景を見かねてか、現在「救助された動物」売買を促進する法律が支持されています。

恐ろしい産業「ペットストア」

檻に閉じ込められた犬

犬や猫を売るペットストアは、絶対にそのドアの後ろ側を見せません。よく考えてみれば、このようなビジネスは動物にとっては「苦痛」の他なんでもありません。例えば、雌犬は子犬を産むためにより男らしい雄犬との交尾を強制させられ、妊娠後は檻の中で暮らすことになるのです。また、出産後は直ちにまた交尾をさせられ、生殖能力が無くなった時にはゴミのように捨てられます。

もちろん、全てのペットストアがこのような事を行なっているワケではなく、中には動物の健康に細心の注意を払ってお世話をするペットストアもあります。それでもなお、今日も何百万匹もの犬たちが、無垢な命と引き換えに利益を手にしたいだけの残忍な人間に耐え忍んで生きていることには、変わりありません。

サンフランシスコはどうやって浅はかなペットストアを閉店に追いやっているか

今、とある政策が「パピーミル(子犬工場)」の商業化を廃止する希望の光となっています。それは救助、放棄、またはシェルターから連れてこられた動物「のみ」ペットストアで売ることができるというもので、サンフランシスコにて可決されました。唯一の例外として、ちゃんと規制を遵守している公認のブリーダーによって育てられた子犬は売ることが出来るとされていますが、もちろんこの規制には母犬に対する人道的扱いも含まれています。

また、生後2ヶ月以内の子犬の販売禁止も明記されており、その二ヶ月間子犬は母親や兄弟たちと一緒に暮らすことが出来るようになりました。この一連のプロジェクトは、サンフランシスコ監査役会のケイティー・タン(Katy Tang)氏によって提起され、後に監査役会、そして市議会からも理解を得て、法制化が達成されました。

純潔犬に課せられる極度の交尾を廃止することが目的の一つですが、他にも街に溢れる野良犬問題を解決することにも繋がります。この法律は、動物愛護団体やペットを愛する人たちの祝福を受けながら生まれたのです。

動物がモノのように扱われる残酷な産業は、元はと言えば特定の人たちの際限ない欲望から生まれました。そして今でも多くの土地で、メスの猫や犬たちが小さな鉄製の籠に閉じ込められ、めったに陽の光を見る事もできない生活を送っています。つまり彼らはその一生のほとんどを、牢獄の中で排泄するのみの生活を余儀なくされているのです。

新法の目的は、助けられた動物のみを売買出来るようにすること

手のひらに包まれている子犬

上記に加えて、この法律は純潔犬産業の残酷性を世に知らしめるのに一役買っていると言えます。したがって、雑種動物の引き取りを行う事で里親を見つけられないペットたちの助けにもなります。

時に動物はシェルターの中で何年も暮らすことになります。サンフランシスコでは、毎年何千匹もの動物がシェルターで暮らしていると考えられており、現在およそ6,000匹もの動物に対して食事や治療を提供しています。

ついにサンフランシスコは、動物は商品でないということ、そして残酷で欲望にまみれた産業を廃止しなければならないということに気づいたのです。幸運にも、他のアメリカの街もサンフランシスコに続こうとしています。近い将来、似たような政策がサンディエゴやフィラデルフィア、シカゴ、オースティン、そしてボストンなどの街からも打ち出されることでしょう。

もし純潔犬を買おうと考えてらっしゃるのなら、まずあなたの街や国ではどのようなプロセスが為されているかを調べてからにしてください。そして「動物に苦痛を与えていない」と確信できる事業者からしか買わないようにしてください。どんなに多くの人がサポートしていたとしても、もしかしたら裏では母犬が妊娠中に虐待されていたり、今も残酷な状況で必死に生かされているかもしれません。ですからお願いします、買う前にもう一度このフレーズを思い返してください。「友達は買うものではなく、受け入れるもの」だと。