スペインで愛犬が誘拐される事案が多発中

· 2018年7月5日

昨今、ペットを愛する人たちは窮地に立たされています。最近スペイン全土、特に公園等における犬の誘拐が問題になっています。これは現場に残された証拠がどれも類似しているため、組織的な犯行であると考えられています。また、誘拐されたペットたちは転売されたり、ブリーダーに利用されたり、ドッグファイトを強制させられているという見解が見られているのです。

公園で犬を誘拐する手口

草むらで遊ぶ犬

警察や多くの動物愛護団体が、飼い主たちに散歩に出る際には「最大限の予防策」をとるよう警告しています。

当局は現在複数のケースを捜査中で、被害にあった人や目撃者の証言によると、中には飼い主の目の前でさらわれた犬たちもいたそうです。なんでも、犯行は極めて迅速に行われ、飼い主が反応する間も無く誘拐が行われたそうです。

また、犬を掴み上げて共犯者が待機している車に乗り込み、一瞬にして現場を去るという手口が頻繁に使われている模様です。

多発するペット誘拐事件はスペイン全土で大きなニュースとなっています。愛犬が横に居ない時どのような予防策が取り得るのか、この記事で一緒に考えていきましょう。

大金を生み出す犯罪「犬の転売」

スペイン全土で犬の転売市場が拡大傾向にあるようで、誘拐された動物たちは大体路面市場やインターネット上で売られています。

しかし運が悪ければ、ブリーダーの元で一生を終えることになったり、最悪の場合ドッグファイトを強制させられる事もあります。つまるところ、残酷な人たちの興に無垢な命が犠牲になることを意味しているのです。

ドッグファイトでは重傷を受けるだけならまだ幸運な方で、死ぬまで戦い続けるデスマッチが行われるのが通常です。しかも犯罪者たちは、特定の獣医師と結託して犬のマイクロチップを取り除き、場所を特定されないようにしていると考えられています。

犬を誘拐から守る方法

ペットの誘拐事件が増加しているのを受け、スペイン警察は飼い主たちに事案が発生、または目撃したら直ちに近くの交番に通報し、加えて以下のような予防策に努めるよう呼びかけています。

  • 買い物中など、犬を建物の外に繋いでおかない
  • 常に愛犬をリードで繋いでおく。リードは常に短くしておき、愛犬が視界の中に入るようにする。人間というのは、ついつい会話が弾んだり、電話がかかってきたり、ソーシャルメディアなどに注意を逸らされたりする生き物ですので、それにも気をつけておきましょう。
  • 車などの乗り物に置いていかない。愛犬を盗難のリスクに晒すだけでなく、熱中症による死の危険にも晒すことになります。後者の場合は当然、飼い主が全責任を追うことになります。

犬を誘拐から守る為に他にできること

丸太の上で一休みする犬

当局からの指導はこれだけに留まりません。他にも、

  • もしペットをペットシッターやトレーナー等の第3者に預ける場合、その人たちが100%信用できるか確認してください。家族や友人からの紹介であれば、シンプルかつ信用度も高いですが、そうでない場合はインターネットなどでレビュー等を確認しましょう。
  • また、庭やテラスなど外から入ってきやすい場所では常に愛犬を見守りましょう。
  • どんなにフレンドリーに見えても、それが知らない人であれば信用しないようにしましょう。もし少しでも疑わしげだったら、リードを強く持ち、急なひったくりに注意しましょう。
  • 全ての犬にマイクロチップを付けるのが理想的です。先に言った通り、彼らは改造したり除去したりも出来ますが、そうされるまでの間は愛犬の居場所を特定する事ができます。