死後にペットと飼い主が共に眠れるように

· 2018年7月27日

ペットを飼い始めるというのは、家族の一員が増えるようなものです。そして、彼らに対する愛は、かつては想像もしなかったほどに膨らむでしょう。そうすると、反対に動物たちも私たちを愛し、際限ない誠意を見せてくれます。結果として、私たちにとってペットの死は耐え難いほど厳しい経験となり、おそらくペットもそう感じる事でしょう。この記事では、ニューヨークでできた新しい条例について議論したいと思います。それは、近い将来、ペットと飼い主が死後に一緒に眠る事ができるというものです。

死もまた人生の一部だと考えられますが、なぜこんなにも私たちを苦しめるのでしょうか?なぜ永遠にペットの近くに居続けたいと願うのでしょうか?そう、確かに多くの飼い主たちがペットの側に眠りたいと考えているようで、その1人がニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏です。

新条例、死後に飼い主とペットが共に眠れるように

墓前に立つ犬

アンドリュー・クオモ州知事によると、ニューヨーカーにとってペットは家族の一員なので、自分が死んだらペットの元に埋めて欲しいという要望があるのは驚きではないそうです。現に、60%以上のニューヨーカーに動物の「仲間」が居るのではないかと推定されています。

さて、このアイデアというのはつまり、飼い主の遺灰をペットと同じ墓地に埋めることができるというものです。そして墓地側はこのことで何か別料金を請求したり、広告に使ったりするのも禁止、というのも取り決められました。別料金が発生しないというのはつまり、この新条例によって人間の埋葬には何ら影響がないということが保証されたということでもあります。

このアイデアはどこから?

このアイデアはニューヨーカーたちによる情熱的なリクエストから始まりました。彼らはこのアイデアが私的な都合であるとも認めながら、ペットと飼い主の関係を再認識させてくれる一つの方法であり、合理的であると訴えています。さらに、ニューヨークに住むペットの数はとても多く、人口850万人に対して記録されているだけでも最低110万匹のペットが住んでいると言われています。

ちなみに、これは別に革新的アイデアという訳ではありません。例えば、ハーツデイル・ペット・セメテリー(Hartsdale Pet Cemetery)という墓地では、1920年代からずっとこの埋葬方法を許可してきましたし、あまり知られてないかもしれませんが、とにかくそれは法的にもOKとされてきたのです。事実、2011年には1人の警察官が彼の愛犬の隣に埋葬されました。

ペットと飼い主が一緒に眠ることは可能だ、とニューヨークは確信する

愛犬にキスする女性

このような条例を実現しようとしているのは、ニューヨークだけではありません。すでにバージニア州にはペットと人間が一緒に眠れる墓地がありますし、ペンシルベニア州に至っては火葬をしなくともペットと人間を一緒に埋葬してくれる墓地があります。

死んだら恋人と一緒に、もしくは家族と一緒に埋葬してくれと頼む人たちは多くいます。だったら、その「家族」にペットが入れない理由はあるでしょうか?現に、ペットだけが唯一の家族となっている独身者やお年寄りの人々は多く居ます。なぜ彼らだけ永遠に結ばれることができないのでしょうか?

ニューヨークの州知事はこの点をよく理解しているように思えます、だからこそペットと人間の埋葬に関する新しい条例を打ち出したのでしょう。しかし、それでもペンシルベニア州のようにいきません。ニューヨークの条例では、埋葬以外は別々にされなくてはならないのです。火葬も、灰を入れる器も別々です。

この件を皮切りに、これは他の国にも普及していくでしょうか?その可能性はありますが、これは時間が経ってみないと分かりません。あなたはどうでしょうか?自分の愛するペットと同じお墓に入りたいと思いますか?

これと同様に、ペットの供養も年々一般的になっていっており、火葬、埋葬、遺灰壺のカスタム、特別な棺など葬儀の選択肢もどんどん増えていっています。ペットの側に人間が眠る、そんな日は来るのでしょうか?時間のみがその答えを教えてくれます。