野良犬もお客様!イスタンブールのショッピングモール

· 2018年6月7日
幸運な野良犬たちはモールで暖を取ることができるのです。

 

イスタンブールは動物(特に猫)に優しい国だということを以前お伝えしました。今回の主人公は犬です。そして、今回もまたトルコ人の動物への愛の深さを見ることができると同時に、トルコだけでなく世界中でもこのような優しさで動物が扱われるようになることを祈るばかりです。野良犬が寝られるようにショッピングモールを解放する国がトルコ以外にあるでしょうか?

イスタンブールとその動物愛

野良犬の世話

前回の記事で詳細をお伝えした通り、トルコのこの都市の人々は猫好きとして世界的に有名です。ここには市の象徴にもなっている猫の銅像があるほどです。

ほんの数日前、街の人々はとても素晴らしいことをしました。ヨーロッパの冬と聞けば雪、寒さ、暖かい服などを想像すると思います。ヨーロッパの冬は人間にとっても厳しい寒さだということは間違いありません。しかし、動物たちもこの厳しい冬を経験しているということを忘れてはいけません。

それは、ヨーロッパの大都市の路上に住む野良犬や迷子犬のことです。ヨーロッパには数百万匹もの野良犬がいると推定されています。そして、野良犬の世話をする人が多いイスタンブールには、膨大な数の野良犬がいるのです。

市民たちは長年にわたり動物たちへの愛を示してきました。そして、今回も同様、イスタンブールの人々の動物への愛がニュースになったのでした。

モールで寝る野良犬のビデオが有名に

この心温まるニュースは、リゼット・ロペス・メルガールさんからの連絡で明らかになりました。トルコで休暇を楽しんでいたリゼットさんは、信じられない光景を目の当たりにしました。何百匹もの犬が夜になるとショッピングモールで寝ているのでした。

これはどういうことでしょうか?それは酷い天気が明らかな理由でした。既にお伝えした通り、ヨーロッパの冬の特徴である寒さは、路上に住んでいる人や動物たちに影響を与えます。このことからイスタンブールは動物たちを寒さから守るため、ショッピングモールを解放したのです。動物たちが安心して夜を過ごせるためだけでなく、願わくば命を救うためにです。

前夜に街に降った積雪量は非常に多く、誰もが身の安全を確保するため足早に帰宅しました。しかし、路上に住む犬たちは自分の身を守るために一体何ができるというのでしょうか。そんな動物たちの身を案じた周囲の人々は手を差し伸べたのです。

ショッピングモールの従業員たちは周囲に住む子犬や犬たちに食べ物やおもちゃを与えました。そして、地べたの骨に染みる寒さから犬たちを守るため、段ボールを使って一時的な寝床も作ってあげたのでした。

また、犬たちが暖かく眠れるように毛布も集めてきました。多くの人にとって、知らない犬は、そしてそれが野良犬だったらなおさら恐怖心や警戒心を抱くものです。路上に住む犬はまさにこの理由から人間に恐怖心や不信感を覚えるのです。時に攻撃的な行動に出ることさえあります。

ショッピングモールの幸せな犬

しかし、今回の野良犬は人間たちがしてくれたことに対して感謝の念しかありませんでした。それは写真の犬たちの安心した表情に現れています。 一匹ずつそれぞれのベッドで毛布のぬくもりだけでなく、人間のぬくもりをも感じて心地よさそうにしています。

この素晴らしい人々から何が学べるでしょうか。彼らの優しさは人類の全てを物語っています。私たちは世界中の人々が彼らのように動物に優しく接してくれることを願っています。人への愛は動物への愛から始まると言います。 動物に愛情を示すことで感性が豊かになり、共感する力が身に付くのは確かです。このように小さなことでも何かを始めることで、より良い世界を作る第一歩になるのです。

まずはイスタンブールの皆さん、お見事です。