飼い犬の脳腫瘍を消した結婚式

· 2018年7月9日

ペットが飼い主に対して抱く愛情は、あなたが想像するよりもずっと大きく、強く、素晴らしいものなのです。脳腫瘍に侵されながらも飼い主ケリー・オコネルの結婚式を見届けるためにその強い意思と愛の力で生き長らえたある犬、チャーリー・ベアのお話をいたしましょう。

獣医師学校の生徒と捨てられていた子犬の出会い

犬結婚式に出席中2

15年前、19歳のケリーはニューヨークの学校で獣医師になるための勉強をしながら、動物シェルターで働いていました。

ある日、冬の寒い中にショッピングカートに入れて捨てられていた、生後12週間ほどの子犬をこのシェルターが保護しました。この子が後に「チャーリー・ベア」と名付けられる、今回のお話の主人公です。

ケリーは、シェルターでこのラブラドールミックスの男の子を見かけたときに、何か感じるものがあったと言います。ペットを飼うつもりなど一切なかったにもかかわらず、すぐにこの子を引き取ろうと思ったそうです。このように、人生とは予期できないことばかりなのです。

結婚式の準備中に判明したガンの存在

時が経ち、コロラドに移住した2人(1人と1匹)でしたが、そこでケリーは職場の同僚として出会ったジェームス・ガーヴィンと、2010年に交際を始めました。

結婚式の予定を立てながら、幸せな時間を皆で過ごしていた矢先、散歩中に突如チャーリーが痙攣を起こしたのです。

なんとチャーリーが脳腫瘍を患っていることが発覚したのです。しかも、その未来は明るいものとは言えませんでした。

安楽死、という選択肢

痙攣が治まることはなく、これ以上の痛み苦しみをチャーリーが味わわなくても良いようにと、ケリーとジェームスは彼を安楽死させることにしました。

とは言っても、長年に渡って共に暮らしてきた「家族」を死なせるなど、そう簡単にできることではありません。しかし一方で、苦しむ姿を見ているのも胸が破裂しそうになるほど辛いのです。

するとケリーたちの結婚式が数日後まで迫ってきたある日、チャーリーの具合が突然良くなり始め、安楽死を延期することになったのです。

飼い主の晴れ姿が見たかった…?

そしてチャーリーは、飼い主の結婚式に出席することができたのです。

この大切な日まで生き延びるためにできることを全てやりつくしてくれたんだと、ケリーは言います。

まるで本当に結婚式だけでも見届けたかったかのように、その後すぐに容態が悪化し、もう安楽死の延期さえできない状態にまでなってしまったのでした。

多くの人を感動させたチャーリー

犬結婚式に出席中3

この結婚式にカメラマンとして呼ばれていた写真家のジェン・ジウヴェニスは酷く感動し、このお話と撮った写真を自分のウェブサイトとソーシャルメディアに掲載しても良いか、ケリーたちに許可を求めたのでした。

そしてその結果、メディアの目に留まりニュースで取り上げられ、最後の力を振り絞って飼い主の結婚式に出席した犬、チャーリーとして多くの人に知られることになりました。新婦の姉であるケイティーが、既に力無いチャーリーを抱えて運んでいる写真を見て、感動しないなんてことはもはや不可能です。

画像出典元: ジェン・ジウヴェニスのフェイスブックページより