癒しの犬:ドッグセラピー

· 2018年8月20日

近年、治療に動物を用いるアニマルセラピーは普及してきています。動物は人間に身体的、精神的、そして感情的な健康上メリットをもたらすことを確認した研究もあり、犬は人間の「最良の友」でもあるので、犬はアニマルセラピーには最適なのです。今回の記事では、犬を治療に用いるドッグセラピーについて、そしてドッグセラピーにはなぜ多くのメリットがあるかを見ていきましょう。

犬は人を癒す

ドッグセラピー、あるいは一般的にはアニマルセラピーは、患者の身体的、精神的、認知的、社会的なニーズを満たすことを目的としています。犬はセラピストと患者の橋渡し役なのです。

子どもと犬

なぜそんなことが可能なのでしょうか。人間とは違い、犬は無条件で中立的、そして偏見のない愛情を注いでくれる動物です。これは、自分の身体的、精神的、感情的な状態が脆弱と感じている人にとっては心強いことです。他人に不快感を与えたり、他人を拒否させたりするような小さいことを犬は気にしません。人は犬といると安心できるのです。だからこそ、訓練と専門家による監視の元、犬は回復への道の手助けができるのです。

ドッグセラピーとは具体的にどのようなもの?

ドッグセラピーは、グループセラピーと個人セラピーとの2種類に分けられます。患者が犬と触れ合うと、患者は一時的であっても痛みや困難な状況を忘れることができるです。これは、良い意味でルーチンを壊すポジティブなことです。

ドッグセラピーは、例えば以下のような多様なシチュエーションでもその効果が認められています。

  • アルツハイマー病
  • 自閉症
  • 末期疾患
  • 精神疾患
  • 心臓病
  • 脳性まひ
  • 行動障害

また、セラピードッグの効果は子どもや高齢者で顕著ではあるものの、レイプの犠牲者や囚人でも素晴らしい結果が出ています。ドッグセラピーを行う方が社会復帰がしやすく、社会復帰がうまくいきやすいのです。

ドッグセラピーのメリット

アニマルセラピーは次のようなことの手助けをします。

犬と傷つきやすい10代の若者

スペインの素晴らしい例を見てみましょう。これは10代の若者と犬のユニークな取り組みです。カタルーニャ政府が管轄する住居に住む思春期の子ども達は、ドッグセラピーによりポジティブな結果が報告されたのです。

「嫌なことがあっても、犬はそれを忘れさせてくれる。」そう語るのは、この取り組みに参加した若者です。犬は少年らが恐れ、不安、そして心配と向き合うのを手助けしてくれるのです。

この取り組みに参加した他の参加者も話をしてくれました。ある少年は、家族でアフリカからヨーロッパへの航海中に家族を失いました。別の少年は酷い交通事故で両足を失いました。動物とのふれあいは、この少年たちが苦しんだ痛みを和らげるのに重要なのです。

癒し癒される関係に

高齢女性と犬

人間と犬が共存するようになってから、犬は人間を助け続けてくれています。しかし、私たちの犬への態度はどうでしょうか。犬からの愛情に対し放棄、搾取、身体的虐待といった暴力で返してしまっていることも多いのです。それでも、犬は人間に忠実です。人間は、犬からより良い人間になることを学ぶべきなのではないでしょうか。